Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第58回:個人情報の削除依頼・対策ガイド

Hello there, ('ω')ノ

〜「一度ネットに出た情報」は消せるのか?〜


🧠 個人情報は「漏れるもの」だが「管理できる」

インターネット上に一度出た情報は、完全に消すことは難しいのが現実です。 しかし、削除依頼や対策を適切に行うことで、拡散を抑えることは可能です。

📌 OSINTで「どこに何が出ているか」を把握し、削除・非表示・通知のアクションを取ることがポイントです。


🔍 よくある“削除したい”個人情報の例


情報の種類 具体例
氏名・顔写真 SNS・ブログ・まとめサイトの投稿、学校・職場の紹介ページなど
電話番号・住所 名簿流出サイト、掲示板の晒し投稿、旧ネットショップ記載など
メールアドレス メール漏洩DB、PDF添付ファイル、掲示板履歴など
SNS投稿 自分や他人が投稿した不適切な発言・画像
古い情報 既に退職した会社・古いイベント・過去のアカウント情報など

🛠 削除依頼の基本ステップ


✅ 1. OSINTで露出状況を把握

  • Google/Bing/Yahooで名前・メール・電話番号などを検索
  • "氏名" site:twitter.com"電話番号" filetype:pdf などのドーキングも有効
  • Social Searcher や Pipl などでSNS・画像情報を網羅的に確認

✅ 2. 削除申請を出す(サイト別)

対象 方法
Google検索結果 Google 削除リクエストフォーム
Twitter / X 報告・削除申請フォーム(嫌がらせ・プライバシー侵害)
YouTube プライバシー侵害申請
まとめ・晒しサイト サイト管理人へ直接連絡 or ドメインのwhoisから連絡先を探す
掲示板(5chなど) 各掲示板の「削除依頼板」 or 管理者メール宛に削除申請(証拠保存も同時に)

✅ 3. 法的手段も視野に入れる

  • 応じない場合や拡散が深刻な場合は、弁護士を通じた削除請求・開示請求も可能
  • プロバイダ責任制限法や個人情報保護法に基づく対応が可能(日本国内)

✅ 削除後の再拡散を防ぐポイント

  • SNS設定の見直し(非公開化・フレンド制限)
  • 画像のExif情報・位置情報を事前に削除しておく
  • 不用意に個人名を含んだPDFやブログ投稿を公開しない

🧰 おすすめの対応ツール・サービス

カテゴリ サービス名
検索可視化 Google Alerts, Talkwalker Alerts
削除代行 Webリスク対策(デジタルタトゥー対策業者)
記録保存 Wayback Machine, Archive.today(削除前の証拠保全)

✅ まとめ:「消せない」からといって諦めない

  • OSINTを活用すれば、“どこに”“何が”公開されているかを客観的に把握できる
  • 削除依頼・対応を適切に行えば、個人情報の拡散を食い止め、被害を最小化できる
  • 大切なのは、知る・動く・記録するの3ステップを速やかに回すこと

Best regards, (^^ゞ