Hello there, ('ω')ノ
「せっかく作ったRAG、でも使われない…」そんな課題に。
RAGのバックエンド(検索や生成)が完成しても、
現場からはこんな声が出がちです:
- 操作が難しくて使いづらい
- ターミナルやAPIでは社内展開できない
- 現場で“試せる環境”がほしい!
そんなときに大活躍するのが、Gradio(グラディオ)です。
💡 Gradioとは?
Pythonだけで簡単にWebベースの対話UIを作れるライブラリです。
✅ ノーコード感覚でチャットボットを作成可能
✅ ローカルでもクラウドでもすぐ動く
✅ ボタン、スライダー、画像アップロードなども使える柔軟UI
🛠 GradioでRAG UIを作る手順(基本編)
✅ ① 必要ライブラリのインストール
pip install gradio
✅ ② 最小構成のコード例(RAG想定)
import gradio as gr def rag_chat(query): # → ここにRAG検索&生成ロジックを記述 return f"あなたの質問: {query}\n(ここにRAGの回答が出ます)" gr.Interface(fn=rag_chat, inputs="text", outputs="text", title="社内RAGチャットくん").launch()
➡ これだけで、ローカルにチャットボットUIが立ち上がります!
✅ UI拡張アイデア(社内向けに便利!)
機能 | 実装例 |
---|---|
出典の表示 | 出力にファイル名・章番号を含める |
チャンク表示 | 参照した文書断片を表示エリアに追加 |
ログ保存 | ユーザーの質問・回答履歴をCSVに保存 |
選択肢つき入力 | よくある質問カテゴリをプルダウンで選べるように |
🎯 Gradioで何がうれしい?
特徴 | 効果 |
---|---|
✅ 実装が超シンプル | 数行のコードで動くのでPoCに最適 |
✅ 現場に触ってもらえる | Pythonが書けなくても使えるUI |
✅ Web共有も簡単 | share=True を指定すればURL発行OK |
✅ RAGとの相性抜群 | 検索→生成→表示の流れをスムーズに体験可能 |
✅ 応用ポイント
- LangChainやLlamaIndexと連携して、本格的なRAGを動かす
- チャット形式(Chatbot)UIで、より人間らしい対話体験を提供
- 社内ポータルに埋め込んで「ナレッジ検索窓」として使う
まとめ:Gradioで「使ってもらえるRAG」に進化!
- 技術者でなくても使えるシンプルなUI=RAG普及の第一歩
- GradioならPoCでも本番でもすぐに試せる
- UIの“壁”を取り払うことで、現場での活用とフィードバックが加速
Best regards, (^^ゞ