Hello there, ('ω')ノ
データ活用が進む一方で、情報漏えいや不正アクセスのリスクも高まっています。
特に、個人情報や機密データを扱う場面では、「便利さ」だけでなく「安全性」も両立させる工夫が必要です。
✅ そもそもプライバシーとセキュリティは何が違う?
項目 |
プライバシー |
セキュリティ |
意味 |
個人情報の保護(名前・住所・メール等) |
情報資産の防御(データの改ざん・漏えい防止) |
目的 |
個人の権利を守る |
外部・内部の攻撃から守る |
対策例 |
匿名化、最小限収集 |
パスワード管理、アクセス制限、ウイルス対策 |
✅ プライバシー保護の基本:3つの“必要性”を問う
① そのデータ、本当に必要?
- 例)会員登録で誕生日を聞く → なぜ必要か明確に説明できる?
② どこまで情報を細かく残すべき?
- 例)市区町村レベルで十分なら、番地や部屋番号までは不要
③ その情報はどのくらい保管すべき?
- 例)退会後もずっと残していないか? → 一定期間で削除ルールを設定
✅ 実務でできる!プライバシー保護の工夫
工夫 |
内容 |
匿名加工 |
氏名やIDを仮名や記号に置き換える(例:Taro.Y → User001) |
集計単位の調整 |
個人単位ではなく“グループ平均”などで扱う |
ログのマスキング |
IPやメールの一部を伏せて表示(例:xx@***.com) |
サンプルデータの利用 |
実在データではなくテスト用の架空データを使う |
✅ セキュリティ対策:現場でできることから始めよう
対策 |
内容 |
パスワード管理 |
1234や誕生日などの単純なパスワードはNG!管理ツールを活用しよう |
アクセス権限の最小化 |
「見てもいい人」だけに限定。フォルダやファイルに制限をかける |
クラウド利用時の注意 |
Google DriveやOneDriveの共有設定は「リンク公開」になっていないか確認 |
送信前チェック |
メールに個人情報が含まれていないか、宛先は正しいかをダブルチェック |
ウイルス・マルウェア対策 |
社内PCには必ずセキュリティソフトを導入・更新すること |
🧠 よくある“うっかりミス”とその防止策
ミス |
対策 |
個人情報付きの資料をそのまま添付 |
ZIPでパスワード保護 or PDFにしてマスク処理をする |
無意識にUSBにコピー |
持ち出しルールを社内で共有、USB使用禁止設定も有効 |
会議画面の共有ミス |
画面共有時は関係ないファイルを閉じておく(特にZoom・Teams) |
サンプルに実データを使用 |
開発・学習では“ダミーデータ”を用意する文化を持とう |
✅ 実務でのチェックリスト(毎週1回、自己確認用)
項目 |
チェック |
個人情報を扱っていないか? |
✅ / ❌ |
保存先や共有先が適切か? |
✅ / ❌ |
不要なファイルを残していないか? |
✅ / ❌ |
パスワードの見直しをしているか? |
✅ / ❌ |
上司やIT部門に相談しやすい体制か? |
✅ / ❌ |
✅ まとめ:「便利さ」と「安心」を両立するのが“賢い使い方”
視点 |
内容 |
プライバシー |
不必要な情報は集めず、見せすぎない |
セキュリティ |
予防・制限・削除で守るしくみを持つ |
非エンジニアでもできること |
パスワード管理、共有設定の確認、サンプル利用など |
習慣が大切 |
“うっかり”を防ぐルールづくりと声かけを忘れずに! |
Best regards, (^^ゞ