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パブリックデータベースを利用した個人情報の露出度チェックについてまとめてみた

Hello there, ('ω')ノ

パブリックデータベースを利用して個人情報の露出度をチェックすることは、オープンソースインテリジェンス(OSINT)の効果的な活用方法の一つです。これにより、個人情報がどれほど公開されているかを把握し、必要なセキュリティ対策を講じることができます。以下に、パブリックデータベースを利用した個人情報の露出度チェックの方法について詳しく説明し、具体例を紹介します。

パブリックデータベースを利用した個人情報の露出度チェックの方法

1. パブリックデータベースの選定

概要: まず、個人情報を収集・管理しているパブリックデータベースを特定し、これらのデータベースを利用して情報を検索します。これには、政府の公開データ、ソーシャルメディア、オンラインディレクトリ、ドメイン登録情報などが含まれます。

具体例:

  • ソーシャルメディアプラットフォーム:
    • Facebook, Twitter, LinkedInなどのソーシャルメディア。
  • オンラインディレクトリ:
    • Whitepages, Spokeo, Piplなどの人名検索サービス。
  • ドメイン登録情報:
    • WHOISデータベース。
  • 政府公開データ:
    • 選挙人名簿、企業登録情報、裁判記録など。

2. 個人情報の検索と収集

概要: 選定したデータベースで個人情報を検索し、収集します。これにより、どのような情報が公開されているかを把握できます。

具体例:

  • ソーシャルメディアの検索:

    • 名前やメールアドレス、電話番号などで検索を行い、個人情報が公開されているか確認します。
    • : LinkedInで自身の名前を検索し、プロフィール情報や公開されている連絡先情報を確認。
  • オンラインディレクトリの検索:

    • WhitepagesやSpokeoで名前や住所、電話番号を検索し、公開されている情報を確認します。
    • : Whitepagesで自身の名前と住所を入力し、関連する個人情報がどの程度公開されているか確認。
  • WHOISデータベースの検索:

    • 自分の所有するドメイン名をWHOISデータベースで検索し、登録情報が公開されているか確認します。
    • : whois.icann.orgでドメイン名を入力し、登録者情報(名前、住所、メールアドレス)が公開されているか確認。

3. 情報の分析と評価

概要: 収集した個人情報を分析し、どの情報が公開されているか、どの程度のリスクがあるかを評価します。これにより、必要な対策を講じるための基礎ができます。

具体例:

  • 情報の分類:

    • 収集した情報をカテゴリ別に分類し、個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレスなど)を整理します。
    • : ソーシャルメディアで収集した情報をエクセルシートに整理し、公開されている情報を一覧化。
  • リスク評価:

    • 公開されている情報がどの程度のリスクを持つかを評価します。例えば、電話番号や住所が公開されている場合、詐欺やストーキングのリスクが高まります。
    • : 住所が公開されている場合、そのリスクを高く評価し、必要な対策(例:住所の非公開設定)を検討。

4. 対策の実施

概要: 露出している個人情報を保護するための対策を講じます。これには、プライバシー設定の変更、不要な情報の削除、セキュリティ対策の強化などが含まれます。

具体例:

  • プライバシー設定の変更:

    • ソーシャルメディアやオンラインサービスのプライバシー設定を確認・変更し、個人情報が公開されないようにします。
    • : Facebookのプライバシー設定を「友達のみに設定」し、公開範囲を制限。
  • 不要な情報の削除:

    • 不要な個人情報が公開されている場合、それを削除する手続きを行います。
    • : LinkedInで不要な連絡先情報や過去の勤務先情報を削除。
  • WHOIS情報のプライバシー保護:

    • ドメイン登録情報を非公開にするために、WHOISプライバシー保護サービスを利用します。
    • : ドメイン登録業者のプライバシー保護サービスを有効にし、WHOISデータベースでの公開情報を非表示にする。

具体例のまとめ

例: パブリックデータベースを利用した個人情報の露出度チェック

  1. ソーシャルメディアの検索:

    • 実施例: LinkedInで自身の名前を検索し、公開されているプロフィール情報や連絡先情報を確認。
  2. オンラインディレクトリの検索:

    • 実施例: Whitepagesで自身の名前と住所を入力し、関連する個人情報がどの程度公開されているか確認。
  3. WHOISデータベースの検索:

    • 実施例: whois.icann.orgでドメイン名を入力し、登録者情報(名前、住所、メールアドレス)が公開されているか確認。
  4. プライバシー設定の変更:

    • 実施例: Facebookのプライバシー設定を「友達のみに設定」し、公開範囲を制限。
  5. 不要な情報の削除:

    • 実施例: LinkedInで不要な連絡先情報や過去の勤務先情報を削除。
  6. WHOIS情報のプライバシー保護:

    • 実施例: ドメイン登録業者のプライバシー保護サービスを有効にし、WHOISデータベースでの公開情報を非表示にする。

まとめ

パブリックデータベースを利用して個人情報の露出度をチェックすることは、OSINTを活用した効果的なセキュリティ対策の一環です。具体例として、ソーシャルメディア、オンラインディレクトリ、WHOISデータベースを利用して個人情報を検索し、収集・分析・評価を行い、必要な対策を講じる方法を紹介しました。これらの手順を実践することで、個人情報の漏洩リスクを低減し、プライバシーを保護することができます。

Best regards, (^^ゞ