Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第12回:ツールの選び方・使い方入門(後編)攻撃シミュレーションツール

Hello there, ('ω')ノ

🎯 攻撃シミュレーションってなに?

たとえば…

  • 入力フォームにスクリプトを入れて、XSSが起きるか?
  • ユーザーAがユーザーBのデータを不正に取得できるか?
  • APIのリクエストを改ざんして、管理者機能が使えてしまうか?

これらを「もし悪意ある攻撃者だったら…」という視点で自分の手で試すことが重要になります。

そのための道具が「攻撃シミュレーションツール」です。


🛠 攻撃シミュレーションに使われる代表ツール

Burp Suite(バープ・スイート)

バグハンターの定番!リクエスト改ざんの万能ツール

🔧 主な機能:

  • プロキシ機能:ブラウザとWebの通信をすべて記録・操作
  • リピーター:同じリクエストを繰り返し送信しながら変化を見る
  • インターセプト:通信を途中で止めて書き換える
  • スキャナー(有料版):自動脆弱性チェックも可能

🖥 初心者向けの使い方:

  1. Burpを起動し、ブラウザにプロキシを設定(または専用ブラウザを使用)
  2. 画面上でアクセスしたURLやリクエストが記録される
  3. リクエストをコピーして「Repeater」タブで送信を繰り返し改ざん・検証

おすすめ:Burp Suite Community Edition(無料)から始めよう!


Postman(ポストマン)

APIを手動で検証するのに便利なGUIツール

🔧 主な機能:

  • APIのGET/POSTなどを簡単に送信
  • リクエストヘッダーやボディの編集がGUIで可能
  • 認証付きAPIやトークンの管理も楽々

🖥 使用シーン:

  • モバイルアプリやWebサービスの裏側APIを確認
  • 認証を外して送信→アクセス制限が破れるかどうかを検証
  • 脆弱なパラメーター操作(IDORなど)に最適

ポイント:APIベースのバグバウンティには必須ツール!


HackBrowserData / mitmproxy(中級者向け)

  • これらはネットワーク通信のキャプチャや解析をより深く行いたい人向け。
  • mitmproxyはBurpよりも軽量でCLI中心。
  • HackBrowserDataはブラウザの保存情報を調べて、情報漏洩の再現に使えることも。

🧠 初心者はまずBurpとPostmanを使いこなせればOK!


📝 どんなことが試せるの?

攻撃タイプ シミュレーション内容 ツール
XSS JavaScriptをフォームに入力して、表示確認 Burp、ブラウザ
IDOR 他人のIDでAPIにアクセス Burp、Postman
CSRF リンクやフォームでの不正操作再現 Burp(手動操作)
Broken Auth CookieやTokenを書き換えて認証を突破 Burp、Postman

🚫 注意!攻撃ツール使用時のルール

  • スコープ外の攻撃は禁止!(対象URLだけを扱う)
  • DoS(大量リクエスト)は避ける!
  • データ改ざんは最小限で!(他人のデータを触らない)

「試す=壊す」ではありません。 安全で責任ある“検証”が信頼を生みます。


💡 攻撃シミュレーションのコツ

  1. まずは通信を観察する(Burpのプロキシを通す)
  2. ID・パラメータなどを改ざんして試す
  3. エラーメッセージ・反応に注目する
  4. PoC(再現手順)をメモしておく
  5. バグだと思ったら報告前に再確認

✅ まとめ:バグを見つけるのは「行動」してこそ

  • Burp SuiteとPostmanは最強タッグ!
  • 手動検証ができると、スキャナーでは見つからないバグも発見可能
  • 常にルールを守って、安全な環境で行うことが大前提

ツールを通じて「どう見えるか」がわかると、バグも見つかりやすくなります。

Best regards, (^^ゞ