Shikata Ga Nai

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「情報」と「インテリジェンス」の違いについてまとめてみた

Hello there, ('ω')ノ

 

OSINT(Open Source Intelligence、オープンソースインテリジェンス)を理解する上で、まず「情報」と「インテリジェンス」の違いを明確にすることが重要です。

これらの用語はよく使われますが、それぞれ異なる意味を持ち、OSINTの文脈においては特に区別が必要とされます。

 

情報(Information)

情報とは、データや事実、観測結果などの集合体であり、特定の文脈や状況において収集された生の素材です。

情報は、新聞記事、ウェブサイト、ソーシャルメディアの投稿、公的記録、写真や動画など、様々な形で存在します。

これらの情報自体は有益な洞察を提供する可能性を秘めていますが、そのままでは目的に応じた行動や意思決定に直接つながるわけではありません。

情報は量が膨大であり、質もまちまちです。

そのため、有用な洞察を得るためには適切な評価と分析が必要となります。

 

インテリジェンス(Intelligence)

一方、インテリジェンスとは、特定の目的や問題解決のために、情報を評価し、分析することによって得られる洞察や知識です。

インテリジェンスは単なるデータの集合ではなく、意思決定プロセスを支援するために具体的な文脈や目的に関連付けられた情報です。

インテリジェンスは、特定の質問に答える、戦略を立てる、リスクを評価する、または予測を行うために使用されます。

インテリジェンスを生成するには、情報の選別、評価、分析が必要であり、このプロセスを通じて、情報から実際の価値が引き出されます。

 

情報からインテリジェンスへの変換

OSINTのプロセスにおいて、情報をインテリジェンスに変換することは、以下のステップを含みます:

1. 収集:公開されている情報を広範囲にわたって収集します。
2. 評価:収集した情報の信頼性や関連性を評価します。
3. 分析:情報を詳細に分析し、パターン、トレンド、関連性を特定します。
4. 合成:分析結果を統合し、特定の質問に答えたり、目的に応じたインサイトを提供します。

 

まとめ

要するに、「情報」とは生のデータや事実のことであり、「インテリジェンス」とは、その情報を分析し、評価することによって得られる具体的な洞察や知識のことです。

OSINTでは、公開されている情報を収集し、その情報を分析してインテリジェンスを生成することで、有益な洞察を提供し、意思決定を支援します。

 

Best regards, (^^ゞ