Shikata Ga Nai

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OSINTのプロセスについてまとめてみた

Hello there, ('ω')ノ

 

OSINT(Open Source Intelligence、オープンソースインテリジェンス)とは、公開されている情報を収集、評価、そして分析するプロセスのことを指します。

このプロセスを通じて、特定の質問に答えたり、意思決定を支援したり、セキュリティ対策を講じたりするためのインテリジェンス(情報)を得ることができます。

OSINTは、一般公開されている情報源から情報を収集するため、比較的アクセスしやすく、コスト効率の良い情報収集手法として認識されています。

 

OSINTのプロセス

OSINTのプロセスは、大きく分けて以下のステップで構成されます:

1. 要件の定義:何を知りたいのか、どのような情報が必要かを明確に定義します。この段階で、調査の目的や範囲が設定されます。

2. 情報源の特定:必要な情報を提供しうる情報源を特定します。これにはオンラインの情報源だけでなく、書籍や公的記録、メディア報道など、様々な形態の情報源が含まれます。

3. 情報の収集:特定された情報源から、関連する情報を収集します。これには、ウェブサイトの閲覧、ソーシャルメディアの監視、データベースへのアクセスなど、多岐にわたる方法があります。

4. 情報の評価:収集した情報の信頼性や正確性を評価します。情報源の信頼性、情報の新鮮度、矛盾点などを検証します。

5. 情報の分析:評価された情報を基に、分析を行い、インテリジェンスを生成します。この段階で、パターンの特定、関連性の分析、仮説の検証などが行われます。

6. インテリジェンスの共有:生成されたインテリジェンスを関係者と共有します。この情報は、意思決定の支援や戦略立案のために利用されます。

7. フィードバックと調整:共有されたインテリジェンスに基づいてフィードバックを受け取り、必要に応じてプロセスを調整します。

 

OSINTの情報源

OSINTで利用される情報源には、以下のようなものがあります:

ウェブサイト:企業や組織の公式サイト、ニュースサイト、専門サイトなど
ソーシャルメディア**:Twitter、Facebook、LinkedInなどのソーシャルメディアプラットフォーム
公的記録:政府の公開データ、裁判記録、企業登記情報など
メディア:新聞、雑誌、テレビ、ラジオの報道
学術資料:研究報告書、学術論文、会議のプロシーディングなど

 

OSINTは、そのアクセシビリティとコスト効率の良さから、セキュリティ分野、市場調査、競争情報、ジャーナリズムなど、多岐にわたる分野で活用されています。

適切に実施されたOSINTは、貴重なインサイトを提供し、より情報に基づいた意思決定を可能にします。

 

Best regards, (^^ゞ