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バグバウンティプログラムに参加する際には、適切なプログラムを選ぶことが成功の鍵となります。以下に、プログラム選定の基準を具体的に説明します。
1. プログラムの種類
公開プログラムと非公開プログラム
- 公開プログラム: すべてのセキュリティ研究者が参加できるプログラム。参加が簡単で、幅広い企業が提供していますが、競争が激しいです。
- 例: GoogleやMicrosoftなどの大手企業が提供する公開プログラム。
- 非公開プログラム: 招待されたセキュリティ研究者のみが参加できるプログラム。競争は少ないですが、参加するには一定の実績が必要です。
- 例: 特定の条件を満たした研究者にのみ招待が送られるプログラム。
特定の脆弱性に特化したプログラム
- 例: Webアプリケーションの脆弱性に特化したプログラム、モバイルアプリケーションの脆弱性に特化したプログラムなど。
2. 報酬額
報酬の種類と範囲
- 固定報酬: 脆弱性の種類や深刻度に応じた固定の報酬が設定されています。
- 例: 重大な脆弱性には5000ドル、中程度の脆弱性には1000ドルなど。
- 柔軟な報酬: 発見された脆弱性の影響範囲や修正難易度に応じて報酬が変動します。
- 例: 報酬額が明確に定められていないプログラムでは、企業が個別に報酬を決定します。
報酬の支払い方法
- 現金報酬: PayPalや銀行振込などで支払われます。
- ポイントやバウチャー: 一部の企業では、現金ではなくポイントやバウチャーを提供することがあります。
- 例: 特定のオンラインストアで使用できるギフトカード。
3. コミュニティとサポート
活発なコミュニティ
- 活発なコミュニティがあるプログラムでは、他のセキュリティ研究者との情報交換やサポートが受けられます。
- 例: HackerOneのフォーラムやDiscordチャンネルでのコミュニケーション。
サポートの充実
- プログラムが提供するサポートの質も重要です。質問や問題に対する迅速な対応が期待できるプログラムを選びます。
- 例: 専用のサポートチームが24時間対応しているプログラム。
4. 透明性とコミュニケーション
透明な報告プロセス
- 報告プロセスが透明であり、研究者に対するフィードバックが迅速かつ明確であることが重要です。
- 例: バグ報告のステータスをリアルタイムで確認できるダッシュボードが提供されている。
定期的なコミュニケーション
- 企業との定期的なコミュニケーションが取れるプログラムは信頼性が高いです。
- 例: 報告後、企業からの確認や追加情報のリクエストが速やかに行われる。
5. ポリシーと条件
法的保護
- セキュリティ研究者を法的に保護するポリシーがあるプログラムを選びます。
- 例: 脆弱性報告に対して法的措置を取らないことを明記したポリシー。
報告対象外の明確な定義
- 報告対象外の脆弱性や攻撃手法が明確に定義されているプログラムを選びます。
- 例: ソーシャルエンジニアリングやDoS攻撃は報告対象外とするなど。
報酬の条件
- 報酬を受け取るための条件が明確に記載されていることが重要です。
- 例: 報告内容の質や再現手順の詳細さなど、報酬を受け取るための具体的な要件。
まとめ
バグバウンティプログラムを選ぶ際には、プログラムの種類、報酬額、コミュニティとサポート、透明性とコミュニケーション、ポリシーと条件といった複数の基準を考慮することが重要です。これらの基準に基づいて、自分のスキルや目的に最も適したプログラムを選び、効果的に脆弱性を発見し、報酬を得ることができるようにしましょう。
Best regards, (^^ゞ