Hello there, ('ω')ノ
✅ 概要
Unprotected Functionality(無保護な機能)とは:
アプリケーション上では管理者専用に見えても、実際には誰でもアクセスできてしまう機能のこと。
このようなケースでは、垂直的権限昇格(Vertical Privilege Escalation)が極めて簡単に成立します。
🧠 攻撃の例
以下のような状況があるとします:
👀 表面的には…
- 管理者は
/admin
ページへのリンクを持っている - 一般ユーザーは
/dashboard
ページしか表示されない
🔓 しかし実際には…
一般ユーザーが直接このURLを入力すると:
https://insecure-website.com/admin
→ 誰でもアクセスできてしまう!
🔍 URLの見つけ方いろいろ
✅ robots.txtファイルに記載されているケース
以下のような内容があると:
Disallow: /admin
→ 「ここに管理画面あるよ」と教えているようなもの
アクセスしてみると意外と通ってしまうことがあります。
✅ ブルートフォースで見つける
攻撃者は次のような単語リストを使ってURLを総当たりします:
/admin
/admin-panel
/administrator
/superuser
→ 意外とデフォルト設定や推測しやすい名前のままになっていることが多いです。
⚠️ なぜ危険なのか?
- 🔥 認証はしていても、認可(この操作が許可されているか)がされていない
- 🔓 誰でも機密情報や操作機能にアクセスできてしまう
- 🧨 アプリ全体が乗っ取られるリスク
✅ 対策方法
対策 | 内容 |
---|---|
✅ サーバー側で常にユーザーの権限をチェック | ロールベースで明示的に判定する |
✅ 管理画面のURLを非公開にするだけでは不十分 | URL秘匿=セキュリティではない |
✅ robots.txtに機密情報は書かない | スクレイピングや探索の足がかりになる |
✅ まとめ
無保護な機能とは、表面上は制限されているように見えても、実際には誰でもアクセスできる管理機能などを指します。
このような状態では、非常に簡単に垂直的権限昇格が成立し、攻撃者はアプリケーション全体を操作できてしまう恐れがあります。
Best regards, (^^ゞ