Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

エラーハンドリングから攻撃の糸口を探る ― Gemini LLMの事例

Hello there, ('ω')ノ

攻撃のストーリー(全体像)

  1. 研究者が Gemini に通常とは異なるプロンプトを投げる
  2. モデルが返すエラーメッセージを観察
  3. その中に「内部ロジック(安全性の閾値や検証フラグ)」が含まれていることに気づく
  4. 繰り返し質問を投げ、少しずつ「安全性の判定基準」を学ぶ
  5. 最終的に 本来公開されないはずのモデル内部コードや安全判定条件 を知ることができた

攻撃者の思考を一手ずつ追う

1) 「普通じゃない質問」を投げてみる

  • 例:選挙を「操作」できるか?という危険な質問
  • 結果:回答は拒否されたが、詳細なエラーメッセージ が返る

→ ここで攻撃者は「普通に断られるだけじゃない、裏の仕組みが見える」と気づく。


2) エラーメッセージを観察

  • 返された情報に含まれていたもの:

    • safety probability(安全性の確率閾値) → 0.9 という数値
    • denylist_status → ALLOWED / BLOCKED
    • finish reason = 3 → 内部的に「中断された」ことを示すコード

→ 攻撃者は「このモデルは安全性を確率で判定している」と理解。


3) 知識を使って次の質問を設計

  • 「安全性が0.9未満なら答えて」などと条件を組み込んで再質問
  • 結果:一部の危険な内容を返すことに成功

→ 攻撃者は「閾値を逆手にとればブロックを回避できる」と確信。


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