Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第44回|Chain of Thought:AIに「考えさせる」技術

Hello there, ('ω')ノ

🔍 Chain of Thought(思考の連鎖)とは?

Chain of Thought(CoT)とは、AIが答えに至るまでの「考え方・手順」を自分で書き出しながら、最終的な回答を出す方法です。

つまり、「ただ答えを出す」のではなく、 🧠「〜だから、こうなって、つまり答えは…」と、考えるプロセスを文章で表現するようにAIに促すこと。


🆚 通常の回答との違い(例つき)

📝 通常のプロンプト(Zero-shot)

質問:りんごが3個、みかんが5個あります。合計はいくつですか?
→ 回答:8個です。

🧠 Chain of Thought(CoT)

質問:りんごが3個、みかんが5個あります。合計はいくつですか?
→ 回答:まず、りんごが3個あります。次に、みかんが5個あります。  
これらを足すと、3 + 5 = 8 になります。したがって、合計は8個です。

📌 CoTでは、AIが一歩ずつ「考える様子」を出力するため、 ・推論が安定する

・途中で間違えても直しやすい

・ユーザーが納得しやすい

というメリットがあります。


💡 なぜ「考えさせる」プロンプトが効くの?

LLMは、「文脈から次の単語を予測する仕組み」なので、 “考え方の例”を示すと、それに従って出力する能力が高いです。

つまり、CoTは次のような場面で非常に有効です:

活用シーン 理由
複雑な計算やステップが必要なとき 「途中式」や「根拠」を自動で書き出してくれる
論理的な説明を求めたいとき 思考プロセスが見えるので“納得感”がある
子どもや初心者向けに説明したいとき 分かりやすいステップでかみ砕いて伝えてくれる

✍️ Chain of Thought の書き方:基本フォーマット

以下のようにプロンプトに“考え方を書いてください”と加えるだけでもOK!

次の問題に答えてください。途中の考え方も文章で書いてください。

問題:ある商品を20%割引で買いました。元の価格は5,000円でした。割引後の価格はいくらですか?

🧠 出力例:

まず、元の価格は5,000円です。  
20%割引なので、5,000 × 0.2 = 1,000円が割引額です。  
5,000 - 1,000 = 4,000円が最終的な価格です。  
したがって、答えは4,000円です。

🧠 応用編:Few-shot + CoT

CoTは、Few-shotと組み合わせるとさらに効果が高まります。

✅ Few-shot CoTプロンプト例:

以下のように、途中の考えも含めて答えてください:

例:
Q:3人がそれぞれ2個ずつおにぎりを持っています。合計でいくつありますか?  
A:3人それぞれが2個持っているので、3 × 2 = 6個になります。答えは6個です。

Q:4人がそれぞれ3個ずつお菓子を持っています。合計でいくつですか?  
A:

💼 業務活用の例

業務シーン Chain of Thoughtの効果
ロジカルな説明文生成 手順・理由を自動で整った文章に変換できる
数値計算・見積り案作成 条件から順を追って計算式を説明付きで出せる
契約書や議事録の確認 根拠と一緒に判断を記述させることで検討の透明性が上がる
問題解決フローの提示 「なぜそう判断したのか?」をAIが説明できるようになる

✅ まとめ:「答え」だけでなく「考え方」を出力させよう!

✅ Chain of Thoughtは、AIに「ステップバイステップで考えさせる技法」

✅ 複雑なタスク・計算・説明・判断などで精度と納得感が向上

✅ 「考え方も書いて」と伝えるだけで効果を実感できる

✅ Few-shotと組み合わせるとさらに安定!

Best regards, (^^ゞ