Hello there, ('ω')ノ
~AIが「書ける」「話せる」はどう測る?~
LLMを社内で使う際に注目されるのが次の2点です:
- ✅ コーディング:簡単な自動スクリプトやバグ修正ができるか
- ✅ 会話能力:チャットボットとして自然に対話できるか
これらのスキルは、「どんな業務をAIに任せられるか?」を判断する上で非常に重要です。
💻 1. コーディング能力の見極め方
✅ 評価の観点
項目 | 内容 |
---|---|
正確性 | 出力されたコードが動くか?バグがないか? |
理解力 | 指定された仕様を正しく解釈しているか? |
修正力 | 既存コードのエラーや改善提案ができるか? |
スタイル | 可読性の高いコメント付きコードになっているか? |
📋 評価方法(実務向け)
方法1:テストスクリプトを与える
例:「PythonでCSVファイルから合計金額を計算してください」
✅ 評価ポイント:
- 実行結果が正しいか
- コードに無駄や冗長さがないか
- 入力条件の変化にも柔軟に対応できるか
方法2:リファクタリング問題
例:「このスパゲッティコードを読みやすく改善してください」
✅ 評価ポイント:
- 構造の改善提案があるか
- コメントや関数分けが適切か
🗣️ 2. 会話能力の見極め方
✅ 評価の観点
項目 | 内容 |
---|---|
自然さ | 不自然な日本語になっていないか? |
文脈理解 | 前の発言を踏まえて話せているか? |
丁寧さ | 敬語・社内トーンに合っているか? |
一貫性 | 会話の途中で話が矛盾していないか? |
📋 評価方法(実務向け)
方法1:業務シナリオ会話テスト
例:「経費精算の流れを教えてください」とチャットで質問
✅ 評価ポイント:
- 質問の意図をくみ取り、順を追って説明しているか
- 不明点に対して聞き返しや条件確認があるか
方法2:クレーム対応シミュレーション
例:「昨日届いた商品に不備があった」と言われた時の応答
✅ 評価ポイント:
- 共感・お詫びなど適切な表現ができているか
- 顧客の立場に立った案内ができているか
🔧 実務での導入例:評価+ログ活用で継続改善
- コード問題とチャットシナリオを事前に用意
- モデル出力を保存&評価シートでスコア付け
- 社内チューニングの指針として活用
- ログからミスパターンを収集し、プロンプトや学習に活かす
🎓 補足:自動評価指標も使える
コーディング | 会話 |
---|---|
✔️ Pass\@1(1回で正解コードが出るか) | ✔️ BLEU・ROUGE(回答の言い換え度) |
✔️ CodeBLEU(構文+意味一致を評価) | ✔️ 人間による自然さ・文脈理解の評価 |
➡ ただし、最終的には人の目での確認が不可欠です。
✅ まとめ:「できるAIかどうか」は“書けるか・話せるか”で見えてくる
- コーディングと会話は、業務でのAI活用に直結するスキル
- 評価には、事前に用意したタスク+定量・定性チェックが有効
- 定期的にテストすることで、モデルの改善・切り替え判断にも活用可能
Best regards, (^^ゞ