Hello there, ('ω')ノ
データ分析やBIツールの活用が広がる中で、避けて通れないのが 「データの扱いに関するルールや責任」の話です。
✅ データガバナンスとは?
🔍 定義:
組織における“データの管理ルール”を定めて、信頼できる形で活用できるようにする取り組みのこと。
つまり、 「誰が、どのデータを、どう使い、どう守るか」 を明確にする仕組みです。
📘 例えるなら…
「共有ドライブの交通ルール」です。 みんなが自由に使えるけど、整理整頓・利用マナー・アクセス制限がないと大混乱になります。
✅ ガバナンスの基本構成
要素 | 内容 |
---|---|
データ所有者 | 誰がそのデータを管理・更新するのか? |
データ定義 | 用語や指標の意味を統一(例:「売上」とは何か) |
アクセス制限 | 見てよい人・変更できる人を区別 |
品質管理 | データの正確性・一貫性をどう保つか |
監査ログ | 誰がいつどのデータにアクセスしたかの記録 |
✅ データコンプライアンスとは?
🔍 定義:
法律・規則に従って、データを適切に扱うこと。 違反すると企業に重い責任が問われます。
✅ 代表的な法令やルール(※例は日本国内)
法律・ガイドライン | 内容 |
---|---|
個人情報保護法 | 氏名、メールアドレス、住所などの取扱いルール |
不正アクセス禁止法 | 許可なく他人のデータにアクセスしないこと |
電子帳簿保存法 | 一定の帳簿や書類の保存ルールの厳格化 |
業界ガイドライン | 金融、医療など業界特有の保護規制 |
🧠 よくあるNG例と注意ポイント
NG行動 | なぜNG? | 代替策 |
---|---|---|
顧客データを個人PCに保存 | 漏えい・紛失のリスク | 社内サーバー・クラウドに限定保存 |
退職者が共有フォルダにアクセス可能 | 情報漏えいリスク | アカウント管理・アクセス権の定期見直し |
データ定義が曖昧(例:「売上」の意味) | 比較や集計で誤解が発生 | 定義書を作成して全員に共有 |
✅ 現場で意識すべき「5つの行動ルール」
行動ルール | 説明 |
---|---|
① 不必要なデータを集めない | 個人情報は最小限に。収集理由も明確にする |
② 保存場所を決めておく | 散らかさず、チームで決めた共有場所に |
③ アクセス権は最小限に | 必要な人だけに見せる・編集を許す |
④ データの出入りを記録する | 持ち出し・共有・加工の履歴を残す |
⑤ 廃棄・削除にもルールを | 一定期間後は安全に削除する仕組みが必要 |
✅ まとめ:「データの価値」は“信頼性”があってこそ
ポイント | 内容 |
---|---|
データガバナンス | 「社内でのデータの扱いルール」全体の管理 |
データコンプライアンス | 「法律・規則に違反しないこと」が焦点 |
どちらもデータ活用には不可欠 | 正しいルールがなければ、分析もビジネスも危うくなる |
現場も意識をもって守る | 管理部門任せにせず、一人ひとりの行動が大切 |
Best regards, (^^ゞ