Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第52回:ExcelマクロとPower Queryで日次レポートを自動化

Hello there, ('ω')ノ

「毎日やってるこのExcel作業、もう飽きた……」 そう感じているあなたにこそ知ってほしいのが、Excelのマクロ(VBA)Power Queryを使った自動化テクニックです。


✅ なぜ「Excelで自動化」がおすすめなのか?

  • Excelはどの職場でも使われている
  • 新しいソフトを入れる必要がない
  • ノーコード〜少しのプログラムで自動化ができる
  • 毎日の単純作業が削減されて業務効率が劇的に向上!

✅ Power Queryとマクロ(VBA)の違いと使い分け

項目 Power Query マクロ(VBA)
特徴 ノーコードでデータの取り込み・加工が得意 ボタン操作や繰り返し処理も自動化可能
操作方法 リボンからステップ実行 Visual Basic エディターで記述
向いている作業 CSV読み込み、整形、集計 シートの移動、保存、印刷など操作全般
難易度 低め(初心者OK) やや高め(記述に慣れが必要)

🛠 事例:CSVファイルから日次レポートを自動作成する流れ

🎯 ゴール:

「毎日フォルダに保存される売上CSVを読み込み、商品別に集計してグラフ付きレポートを自動生成」


① Power QueryでCSVを読み込む

  1. Excelを開いて「データ」タブ →「データの取得」→「ファイルから」→「CSV」
  2. フォルダ内のCSVを選択 → Power Queryエディターが開く
  3. 日付・商品名・金額などを整形(不要列削除、日付形式整備)
  4. 商品名でグループ化し、金額を合計(=集計)
  5. 「閉じて読み込む」でExcelシートに反映!

② ピボットテーブル&グラフでレポート化

  • Power Queryから読み込んだデータをもとに、ピボットテーブルを作成
  • グラフ(棒グラフ・折れ線など)で視覚化
  • 曜日ごとの傾向や変動が見えてくる!

③ マクロで一連の操作を自動実行(オプション)

Sub 毎日レポート更新()
    ' クエリの更新
    ThisWorkbook.RefreshAll

    ' グラフの再描画(必要に応じて追加)
    ' MsgBox "レポート更新が完了しました!"
End Sub

→ ボタンにこのマクロを割り当てれば、「1クリックで更新完了!」


✅ 自動化後の運用ポイント

ポイント 解説
ファイル名や構造は毎日同じにする 自動化の安定稼働にはデータの“形式の安定”が必須!
更新フォルダは固定にする 「最新CSVをここに入れるだけ」でOKにする
エラーチェック列を追加する 欠損値・異常値を色でハイライトする設計もおすすめ

🧠 よくある質問

Q. Power Queryとマクロ、どっちから始めるべき?

👉 まずはPower Queryからがおすすめ。 GUIベースで操作でき、変換ステップも記録されるので、ミスが起きにくいです。


Q. 途中でファイル構造が変わったらどうなる?

👉 自動化は止まります。 変更前と同じ形式に戻すか、Power Queryのステップを再調整しましょう。


✅ まとめ:日次レポートは“手作業ゼロ”を目指せる!

ポイント 内容
ExcelマクロとPower Queryを組み合わせると最強 読み込み・加工・グラフ・保存まで自動化可能!
ノーコードで始められる Power Queryなら関数やプログラム不要
小さな自動化から始めてみよう 最初は1ファイル、1工程だけでも十分効果あり!

Best regards, (^^ゞ