Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第50回:よく使うグラフとチャートの選び方と使い分け

Hello there, ('ω')ノ

✅ グラフ選びの基本ルール:まず「何を伝えたいか」を明確に!

グラフは見た目がきれいでも、目的に合っていなければ意味が伝わりません。 まずは次の4つの視点で、自分の目的を整理してみましょう:

見せたいこと 適したグラフの例
比較したい 棒グラフ、帯グラフ
推移を見せたい 折れ線グラフ、面グラフ
割合を示したい 円グラフ、ドーナツグラフ
関係性を示したい 散布図、バブルチャート

✅ 1. 棒グラフ(縦・横):比較の王道

✔ 向いている場面:

  • 商品別、部門別、地域別の売上や数値比較
  • KPI達成状況の見える化

✅ 縦棒グラフ(Column)

  • 少数カテゴリ(5〜10個)に向く
  • 時系列でも使える

✅ 横棒グラフ(Bar)

  • 項目名が長いときや、比較対象が多いときに見やすい

✅ 2. 折れ線グラフ:時系列の推移を表すのに最適

✔ 向いている場面:

  • 月別・週別・日別などの売上や件数の変化
  • 時間経過に伴う傾向分析

✅ ポイント

  • データが連続している場合に使用
  • 複数系列を重ねることで比較も可能

✅ 3. 面グラフ(エリアチャート):推移+量の比較ができる

✔ 向いている場面:

  • 各カテゴリの変化と合計の推移を同時に見たいとき
  • 全体に対する構成の変化が重要な場合

✅ 4. 円グラフ・ドーナツグラフ:割合の見える化

✔ 向いている場面:

  • 全体の構成比(例:顧客属性の割合、売上構成比)
  • 「この項目は全体の◯%」と伝えたいとき

❗ 注意点

  • 項目数が多いと見づらくなる(4〜6個までが目安)
  • 数値が近いと違いが分かりにくい

✅ 5. 散布図:関係性(相関)を可視化

✔ 向いている場面:

  • 価格と売上数の関係
  • 顧客年齢と購買金額など、2つの数値間の傾向を見るとき

✅ ポイント

  • 回帰線を追加すると分析的な印象UP
  • 外れ値の発見にも有効

✅ 6. ヒートマップ:密度や傾向を色で表現

✔ 向いている場面:

  • どの時間帯にアクセスが集中しているか
  • 地域別の売上傾向など、“分布の偏り”を可視化

✅ 7. KPIカード/数値パネル:一目でわかる重要数値

✔ 向いている場面:

  • ダッシュボードの上部に配置し、重要KPIを強調
  • 達成率や前月比なども合わせて表示可能

🧠 よくあるグラフ選びのミスと対策

よくあるNG なぜダメ? 対策
円グラフで項目が10個以上 直感的に伝わらない 棒グラフで比較に変更
折れ線グラフに不連続なカテゴリを使う 意味が通らない 棒グラフや散布図に変更
色や軸がバラバラで見にくい 統一感がなく混乱する 配色と単位を整理する

✅ まとめ:グラフは「伝える目的」で選ぼう!

目的 グラフの種類
比較したい 棒グラフ
推移を見せたい 折れ線グラフ、面グラフ
割合を見せたい 円グラフ、ドーナツグラフ
関係を見せたい 散布図、バブルチャート
強調したい数値 KPIカード、指標パネル
傾向や密度を色で見せたい ヒートマップ

Best regards, (^^ゞ