Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第49回:見せ方の基本:色・文字・構成のルール

Hello there, ('ω')ノ

「せっかくデータをまとめたのに、なんだか伝わらない…」 そんな経験、ありませんか?

分析結果の説得力は、データそのものだけでなく、 「どう見せるか」=視覚デザインの工夫で大きく変わります。

今回は、ダッシュボードやレポート作成に欠かせない、見せ方の基本ルールについてご紹介します。 初心者の方でもすぐに実践できる、色・文字・構成の具体的なポイントを解説します!


✅ 1. 色の使い方:意味と視認性を意識しよう

🎯 ポイントは「色には意味を持たせる」こと

直感的な意味 使い方の例
警告・悪化 KPI未達、異常値、エラー表示
安全・達成 目標達成、良好な傾向
中立・信頼 タイトルや補足、リンク
注意・傾向変化 境界ゾーン、軽度の注意点

📌 注意点

  • 同じ色は同じ意味で使う(色の使い回しを避ける)
  • 色覚異常の方にも見やすい配色(赤・緑だけで判断しない)
  • 色数は3~5色以内に抑えるとスッキリ!

✅ 2. 文字の使い方:読みやすさと強調のバランス

🔤 フォントの基本ルール

要素 推奨内容
フォント種類 明朝体よりもゴシック体(画面では特に)
サイズ感 タイトル:16〜20pt、本文:10〜12pt以上
色使い 黒・グレーをベースに、強調は紺や赤で変化を出す
強調手段 太字・色変更・アイコンの活用(※下線や大文字多用は避ける)

✅ よくあるNG例と対策

NG 改善策
全部太字 強調がわからなくなる → 本当に見せたい部分だけ強調
カラフルすぎる文字 統一感がなく見にくい → 色は2〜3色に限定
小さすぎる文字 読む気を失う → 最低でも10pt以上を意識

✅ 3. 情報の構成:視線の流れを設計する

👁 視線の流れは「Z型 or F型」

レイアウト 特徴 使い方の例
Z型(左→右→下) プレゼン・ダッシュボード 上から順に見せる流れ
F型(左上→縦→右上) テキスト多めのレポート サマリ→本文→グラフ配置

📘 情報の並べ方のコツ

  1. 全体サマリ(概要)を上部に置く
  2. 詳細や補足は下に展開する構成に
  3. 左にカテゴリ/右に数値 or グラフの配置が一般的
  4. 関連する項目は色・アイコン・線などでグルーピング

✅ 余白の使い方も大切!

  • 情報を詰め込みすぎない
  • セクションの間に適度な空間を入れると見やすさUP
  • 背景色や枠線で情報ブロックを分けるのも効果的

🎯 実践チェックリスト:見せ方の自己点検!

チェック項目 できている?
色は統一されていて意味が明確か? ✅ / ❌
文字のサイズ・強調のバランスは適切か? ✅ / ❌
レイアウトに一貫性があり、視線が自然に流れるか? ✅ / ❌
情報量が適切で、余白も取れているか? ✅ / ❌
受け取り手(上司・顧客など)に合ったトーンか? ✅ / ❌

✅ まとめ:「見せ方」もデータの一部!

ポイント 内容
意味を持たせ、使いすぎない
文字 強弱をつけて、読みやすく
構成 視線誘導とグループ化で「見やすい流れ」を作る
全体 伝えたいメッセージが一目で伝わることが最重要!

Best regards, (^^ゞ