Shikata Ga Nai

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第48回:ダッシュボードとは?実務に役立つ設計ポイント

Hello there, ('ω')ノ

データ分析やKPI管理が本格化する中で、一目で状況がわかる“見える化”ツールとして欠かせないのが「ダッシュボード」です。

でも、「何をどう作れば良いのか?」「見やすいってどういうこと?」と悩む方も多いはず。

今回は、ダッシュボードの基礎知識と、現場で本当に役立つ設計のコツをわかりやすく解説します!


✅ ダッシュボードとは?

🔍 定義:

重要な情報(KPIなど)を視覚的に一覧表示する画面のこと。 自動車のメーターに似て、業務の“現在地”や“異常”をひと目で把握できます。


📘 よく使われるシーン

部門 用途例
営業 売上・成約率・訪問件数のリアルタイム表示
マーケティング 広告効果・コンバージョン率の分析
カスタマーサポート 問い合わせ件数・応答時間・満足度
在庫管理 商品別在庫数・出荷状況・補充アラート

✅ 静的レポートとの違いは?

項目 ダッシュボード 静的レポート
更新 自動・リアルタイム 手動更新が基本
操作性 フィルター、ドリルダウンなど操作可能 閲覧専用
使用目的 状況把握・意思決定支援 報告・記録用
形式 Web画面、BIツール PDF、Excel、印刷資料など

✅ よく使われるBIツール

ツール名 特徴
Microsoft Power BI Microsoft製品との連携が強力。導入コストも低め
Tableau グラフの表現力が高く、操作も柔軟
Google Looker Studio(旧Data Studio) 無料で使え、Google系サービスとの親和性が◎
Qlik Sense データ探索に強く、多次元的な分析が得意

🛠 実務で役立つダッシュボード設計5つのポイント

① 目的を明確にする

  • 「何を見るための画面か?」を最初に決める (例:営業進捗?広告効果?サポート状況?)

② 見る人を決める(ユーザー視点)

対象 表現の工夫
経営層 KPIに絞ったハイレベルなサマリー
現場担当者 詳細データや日別グラフを重視
分析チーム ドリルダウン・フィルター機能が重要

③ 情報を「視覚的に整理」する

工夫 具体例
色の統一 良い=青、悪い=赤など直感的にわかるようにする
レイアウトのグループ化 KPI/詳細/推移などエリアを分ける
グラフと数字の併用 数字のインパクトと変化の傾向を同時に伝える

④ リアルタイム更新 or 定時更新の設定

  • 常に変わるデータなら「リアルタイム接続」
  • 日次・週次でよければ「スケジュール更新」

→ 業務ニーズに応じて選びましょう。


⑤ モバイル対応を意識する(重要!)

  • 営業チームや現場作業者はスマホ・タブレットで見ることが多い
  • モバイルレイアウトに最適化されているか要チェック!

🎯 よくある失敗例と改善策

よくある失敗 改善のヒント
情報が多すぎて見にくい KPIだけに絞ってサマリ化する
グラフの種類がバラバラ 棒グラフと折れ線の組み合わせで統一感を出す
フィルターが多すぎる 必要最低限の操作に絞る
更新が止まる データ連携エラーに備えてバックアップ手段を用意

✅ まとめ:ダッシュボードは「見てすぐ判断できる」が命!

ポイント 内容
ダッシュボードとは 情報を一画面に集約した“見える化”ツール
BIツールで作成 Power BIやTableau、Google Looker Studioなどが主流
設計のポイント 目的/対象者/視覚設計/更新頻度を意識
現場での効果 業務のスピードと判断精度が劇的に向上!

Best regards, (^^ゞ