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第39回:パーセンテージと比率の計算

Hello there, ('ω')ノ

データ分析において頻繁に登場するのが「パーセンテージ(%)」や「比率(割合)」の計算です。 例えば:

  • 回答率は何%か?
  • 全体の中でこのカテゴリが占める割合は?
  • 昨年と比べて売上が何倍になったか?

✅ パーセンテージとは?【%】

全体を100としたときの割合を表すのがパーセンテージです。 たとえば、「50%」は「全体のちょうど半分」という意味になります。


🔸 基本の計算式

パーセンテージ(%) =(部分 ÷ 全体) × 100

📌 例1:アンケートの回答率

  • 回答者:80人
  • 配布数:100人

→ 回答率 = (80 ÷ 100) × 100 = 80%


📌 例2:カテゴリの構成比

  • A商品が全売上1000個のうち300個売れた → A商品の構成比 = (300 ÷ 1000) × 100 = 30%

✅ 比率(割合)とは?【小数や倍数】

パーセンテージは「100分率」ですが、比率は“○倍”や“何対何”という形でも表現されます。


🔸 基本の計算式(比)

比率(小数)= 部分 ÷ 全体

→ パーセンテージにしたければ ×100 をすればOK!


📌 例3:来店率(小数)

  • 訪問者:150人
  • 全体:500人 → 来店率(比率)= 150 ÷ 500 = 0.3(=30%)

🛠 Excelでの計算方法

内容 数式例 備考
パーセンテージ =A2/B2 → セルを「%」表示に設定 自動で ×100 表示される
比率(倍数) =今年の値/去年の値 「成長率」の計算などに使う
増減率 =(新−旧)/旧 変化割合の計算に便利

📌 例4:前年比成長率の計算

売上
昨年 1,000万円
今年 1,200万円

増加率(%)= =(1,200-1,000)/1,000 × 10020%

または、 成長「倍率」= 1,200 / 1,0001.2倍


🔄 パーセンテージと比率の変換

表現
50% 0.5
75% 0.75
120% 1.2(=1.2倍)

▶ Excelでは、パーセンテージ形式(%)と通常の小数形式を簡単に切り替えられます。


❗ よくある間違いポイント

ケース 間違い例 正しい考え方
分母と分子の取り違え 「全体÷部分」してしまう 「部分÷全体」が基本
単位が混在している 円と個を混ぜている 同じ単位に統一する必要あり
パーセンテージと倍数を混同 「120%=1.2倍」が理解できていない 数字のスケールを意識する

📊 実務での活用例

シーン 指標 説明
回答率 パーセンテージ 回答者/配布数
購入率 比率 購入者/来店者
シェア率 パーセンテージ 自社売上/市場全体売上
成長倍率 倍率(×倍) 新値/旧値

✅ まとめ:割合を正しく理解して、説得力のある数字に

ポイント 内容
パーセンテージは「全体に対する割合」 小数×100で求める
比率は小数または倍数の形式で使う 成長や比較に向いている
分母・分子の意識が大切 「何に対する割合か?」を常に明確に
実務では両方を使い分ける 状況に応じて%表示や倍率表示を使いこなそう!

Best regards, (^^ゞ