Hello there, ('ω')ノ
「お客様の声を集めたい」 「社内の満足度を測ってみたい」 そう考えたときに活用されるのがアンケート調査です。
ただし、アンケートは設計を間違えると、集めたデータが使い物にならないことも…。 せっかく時間と労力をかけるなら、効果的で分析しやすいアンケートを実施したいですよね。
✅ アンケート調査の目的を明確にしよう
まず大切なのは「何を知りたいのか?」を明確にすること。 目的がブレていると、質問もバラバラになり、分析できないアンケートになってしまいます。
例:
調査目的 | 集めるべきデータ例 |
---|---|
顧客満足度を知りたい | 商品の評価、改善点、再購入意欲など |
社員の働きやすさを測りたい | 職場環境、制度、上司・同僚との関係性など |
新商品のニーズを探りたい | 興味の度合い、価格感、競合製品との比較など |
▶ 「分析に使える質問か?」を意識して設計しましょう。
📝 質問文の設計で押さえる3つのポイント
① 単純でわかりやすい言葉を使う
×「あなたの職場環境に対する心理的な満足度の平均水準は?」
◎「職場の居心地は良いと思いますか?」
→ 専門用語や長すぎる文章は避け、誰でも答えられる表現にしましょう。
② 1つの質問で複数のことを聞かない
×「上司や同僚との関係性について、満足していますか?」
◎「上司との関係に満足していますか?」 「同僚との関係に満足していますか?」
→ 1つの質問で1つのテーマが原則です。
③ 回答形式を目的に合わせて使い分ける
形式 | 内容 | 使いどころ |
---|---|---|
選択式(単一/複数) | チェックボックス、ラジオボタン | 属性情報(性別・年代など)やYes/Noに向く |
数値評価(スケール) | 1〜5点、0〜10点など | 満足度・好感度の定量化に便利 |
自由記述 | 自由に文章で回答 | 改善案や意見、深掘りした内容を収集可能 |
▶ 数値化できる形式を中心にし、必要に応じて自由記述を補足に使うのがおすすめです。
🎯 サンプル設計のコツ
① 回答者の属性をおさえる
回答結果に偏りが出ないように、性別・年代・職種・地域などをバランスよく集める工夫が大切です。 属性情報は分析軸として非常に重要になります。
② 回答数の目安
- 社内アンケート:10人未満でも傾向はつかめる
- 顧客アンケート:最低でも30件以上、可能なら100件以上あると信頼性が高まる
▶ ただし、数よりも「バランスと設問の質」が重要です。
⚠️ よくあるアンケートの失敗例
失敗例 | なぜダメか? |
---|---|
質問があいまい | 回答がバラバラになり分析できない |
回答が強制入力 | 自由記述を必須にすると離脱されやすい |
質問が多すぎる | 最後まで回答されない(疲労) |
選択肢が偏っている | 誘導的になり、信頼性が下がる |
✅ 回答を集めたあとの基本分析方法
集計(数や割合)
- 全体の傾向を見る(例:満足度が高いのは何%?)
クロス集計
- 属性別で比較(例:年代別の満足度)
自由記述のキーワード抽出
- よく出てくる単語、前向き/否定的なコメントの比率を確認
▶ ExcelやGoogleスプレッドシートでも簡単な分析が可能です。
💡 実務でのアンケート活用例
シーン | 活用の目的 |
---|---|
社内満足度調査 | 組織改善のヒントを探す |
商品アンケート | 新商品の開発や改善点の発見 |
サービス改善 | 顧客の声を集めて満足度向上 |
セミナーの事後アンケート | 改善点の洗い出し・参加者の満足度確認 |
✨ まとめ:アンケートは“設計がすべて”
成功のポイント | 内容 |
---|---|
目的を明確にする | 何のためのアンケートかをはっきりさせる |
わかりやすい質問文 | 専門用語や複数質問は避ける |
適切な形式を選ぶ | 数値化+自由記述のバランスを |
分析できる前提で設計 | 回答を集めた後を見据える |
Best regards, (^^ゞ