Hello there, ('ω')ノ
「APIって最近よく聞くけど、正直よくわからない…」 「プログラミングの話?」と思っている方も多いかもしれません。
でも、APIはデータ分析や業務システムでも頻繁に使われる“便利なデータの取り出し口”なんです。 今回は、IT初心者の方でもわかるように、レストランの料理注文に例えて、APIの役割をやさしく解説します。
✅ APIって何の略?
APIとは、Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)の略です。
簡単に言うと:
「システムやサービスに対して、“こうすればこのデータがもらえるよ”という取り決めのルール(窓口)」
つまり、「人ではなく、プログラム同士がデータをやり取りするための自動受付窓口」というイメージです。
🍽️ APIを“レストランの注文”で例えてみよう!
- お客さん(あなた):データが欲しい人
- ウェイター(API):注文を取り次ぐ係
- シェフ(システム/サーバー):データを作る人
- 料理(レスポンスデータ):返ってくる情報
✅ 実際の流れ
- あなたがメニューから「カレー」を注文(リクエスト)
- ウェイターが厨房(サーバー)へ伝える(APIの働き)
- シェフがカレーを作ってウェイターに渡す
- ウェイターがあなたの席まで運んでくれる(レスポンス)
つまり、APIは、システムに「こういうデータをください」と丁寧にお願いする係なのです。
📊 APIでどんなデータが手に入るの?
多くの企業・団体が、API経由でデータ提供をしています。 たとえば:
APIの提供元 | 取得できる情報 |
---|---|
気象庁API | 天気予報、降水量、地震情報など |
Twitter API | 投稿内容、ハッシュタグ、ユーザー情報など |
Google Maps API | 地図情報、現在地、距離計算など |
経済産業省API | 商業統計、企業情報、産業動向など |
▶ Webサイトを見に行かなくても、APIで直接データを取得できるのが便利ポイント!
🔑 APIを使うには「注文書(リクエスト)」が必要
多くのAPIでは、次のような形式でデータを取り出します:
https://api.example.com/weather?city=Tokyo&date=2025-06-21
このURLは「東京の天気を2025年6月21日で教えてください」という注文書です。 システムはこのURLを受け取って、指定の条件に合うデータを返してくれます。
📦 データはどんな形で返ってくるの?
ほとんどのAPIでは、返ってくるデータは JSON形式(JavaScript Object Notation)です。
例(天気API):
{ "city": "Tokyo", "date": "2025-06-21", "forecast": "Sunny", "temperature": 28 }
▶ このようなJSONをPythonやExcelに取り込めば、自由に分析できます!
🧰 APIを使うにはどんな知識が必要?
必要度 | 内容 |
---|---|
★☆☆(初級) | APIの存在を知って、URLを作ってアクセスしてみる |
★★☆(中級) | Excel(Power Query)やGoogleスプレッドシートでJSONを読み込む |
★★★(上級) | PythonでAPIを叩いてデータを自動収集する(requestsモジュールなど) |
初心者の方でも、ノーコードで使えるツール(Power BI、スプレッドシート、Tableauなど)が増えているため、 基本的な考え方だけ押さえておけば、十分に実務に活かせます。
✅ API活用の実務例
部門 | 活用イメージ |
---|---|
営業 | APIで天気予報を取り込み、売上との相関を分析 |
人事 | 求人APIを使って他社の動向を自動収集 |
マーケティング | SNSの投稿数やトレンドをAPIで収集し分析 |
経営企画 | 経済統計APIを使って業界全体の動きを把握 |
💡 よくあるAPIの注意点
ポイント | 説明 |
---|---|
APIキーが必要なことがある | 登録や認証が必要な場合も(=合言葉) |
利用回数制限(レート制限)あり | 1時間に100回までなど制限がある場合も |
仕様変更がある | URLや返ってくる形式が変わることもあるので注意 |
✨ まとめ:APIは“データを取りに行く窓口”
キーワード | 解説 |
---|---|
API | システム間でデータをやり取りする仕組み |
料理の例え | 「ウェイターが注文を取り次ぐ」役割 |
形式 | 主にJSON形式で返ってくる |
実務活用 | 天気、SNS、経済情報など多分野に応用可能 |
APIは「特別な技術者向けのもの」と思われがちですが、 実は業務効率化やデータ活用にこそぴったりな“現場で使える道具”なのです!
Best regards, (^^ゞ