Hello there, ('ω')ノ
🌐 インターネットには「見える世界」と「見えない世界」がある
私たちが普段使っているGoogle検索やSNSは、インターネットの氷山の一角にすぎません。 その下には、検索エンジンでは見つけられない巨大な“見えない情報空間”が広がっています。
この見えない世界には、次の2つのレイヤーが存在します:
- Deep Web(ディープウェブ)
- Dark Web(ダークウェブ)
それぞれの違いとOSINTとの関係を解説します。
🔍 Deep Webとは?
検索エンジンにインデックスされていない情報空間のこと。
✅ 具体例:
内容 | 説明 |
---|---|
ログインが必要な会員サイト | Gmail、Facebook、銀行サイトなど |
企業のイントラネット | 社内ポータルや業務用アプリ |
政府や大学のデータベース | 資料請求後のみ閲覧できる論文や研究情報 |
動的に生成されるページ | 入力条件によって初めて表示される検索結果など |
📌 違法ではなく、通常の非公開情報やアクセス制限されたページのことです。
🕶 Dark Webとは?
特別なソフトや設定を使わないとアクセスできない、匿名性が高いネット空間のこと。 通常のブラウザではアクセスできず、Tor(トーア)などの匿名通信システムを通じてのみ利用可能です。
✅ 特徴:
特性 | 内容 |
---|---|
アドレス形式 | .onion などの特殊ドメインを使用 |
匿名性 | 接続元・発信者の特定が極めて困難 |
アクセス手段 | Tor Browserなど専用ツールが必要 |
法的グレーゾーン | 一部は合法だが、違法取引の温床にもなっている |
⚠ 主なダークウェブの用途:
用途 | 備考 |
---|---|
言論の自由の場 | 報道規制のある国のジャーナリストや活動家が利用 |
ダークマーケット | 麻薬、偽造文書、個人情報売買など違法な取引が行われる |
ハッカーフォーラム | 攻撃ツールの共有、脆弱性情報、サイバー犯罪の温床 |
🧠 Deep WebとDark Webの違いまとめ
項目 | Deep Web | Dark Web |
---|---|---|
検索エンジンに出る? | 出ない | 出ない |
アクセス制限 | ID・パスワードなど | 専用ツールが必要 |
使用目的 | 業務・会員制サービスなど | 匿名性・非合法活動も |
違法性 | 基本的に合法 | 一部は違法活動が主体 |
使用ツール | 通常のブラウザ | Tor Browserなど |
🔍 OSINTとDeep/Dark Webの関係
✔ Deep Webは、条件付きでOSINTの対象になる
- 例えば企業サイトのログイン不要なPDF資料や研究論文などは合法的に収集可能
- APIでアクセス可能なデータベースも“深いが合法な情報源”
❌ Dark Webは原則として「調査対象外」
- アクセス自体が違法でない場合でも、情報の収集・保存・公開には法的リスクが伴う
- サイバー捜査や専門調査機関を除き、個人が深く踏み込むことは推奨されない
✅ まとめ:「見えない情報」は“隠されている”とは限らない
- Deep Webは日常的に誰もが使っている「裏のネット」
- Dark Webは“特別な手段”を用いて接続する匿名性の高い空間
- OSINT調査では、Deep Webは工夫次第で有効な情報源になるが、Dark Webは慎重な対応が必要
Best regards, (^^ゞ