Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第23回:Shodanって何?IoTの検索エンジン

Hello there, ('ω')ノ

🌐 Shodanとは?

Shodan(ショーダン)は、Googleのような検索エンジンですが、 調べる対象はWebサイトではなく“インターネットに接続された機器”です。

つまり、Shodanを使えば、以下のような世界中のIoTデバイスやサーバーを検索・分析できるのです。


🔎 Shodanで見つかるもの(例)

デバイス 説明
Webカメラ ネットに繋がっていて、パスワード設定が甘いと“誰でも見られる”状態に
NAS(外付けHDD) 家庭や企業のファイルサーバーが外部からアクセス可能な場合
監視システム 工場やビルのセンサーや制御装置(SCADA)も対象になることが
ルーター・Wi-Fi機器 設定画面が開放されているものもある
開発用サーバー パスワードなしのテスト環境などが見つかることも

💡 Shodanは、「インターネットの裏側を可視化するツール」とも言われます。


🛠 Shodanの使い方(基本)


✅ 1. アクセスとアカウント登録(無料)


✅ 2. 検索キーワードの入力

Googleと似ていますが、Shodanでは「技術的なキーワード」を使います。

例:

  • apache → Apacheサーバーを探す
  • country:"JP" → 日本国内に限定
  • port:22 → SSHが開いている機器を表示
  • product:"WebcamXP" → 特定のWebカメラソフトを使用する機器

✅ 3. 結果の見方

検索結果には次のような情報が表示されます:

  • IPアドレス
  • ポート番号
  • 使用中のソフトウェア(バナー情報)
  • 地理情報(国・都市)
  • インデックスされた日時
  • 一部機器ではログイン画面のスクリーンショットも

🚨 OSINTでの活用例と注意点


✔ 活用例(合法の範囲内)

  • 企業や自社ネットワークの“露出チェック”
  • 競合他社がどんなWebサービスを公開しているかの調査
  • セキュリティ教育・脆弱性対策の実習用

❌ 注意点

  • 機器に勝手にログインすることは不正アクセス行為(違法)
  • 見える情報をスクリーンショットして公開するだけでも名誉毀損リスクあり
  • 個人宅のカメラやNASなどを無断で調査・記録するのは厳禁

📌 OSINTは「見つける力」であって、「侵入する技術」ではないことを忘れずに。


✅ まとめ:Shodanは“インターネットの現実”を映す鏡

  • Shodanは、IoT時代のOSINTに欠かせない検索ツール
  • 世界中のネット接続機器の“公開状態”を可視化できる
  • 利用にはリテラシーとモラルが不可欠。「できる」と「していい」は別物

Best regards, (^^ゞ