Hello there, ('ω')ノ
🔍 「調べたこと」が一番のリスクになる
OSINT調査では、調べた相手に“調査されていること”がバレることが最大のリスクです。 さらに、社内や自分のブラウザ、ネットワークに調査履歴が残ること自体が“情報漏洩”に繋がることもあります。
つまり、OSINTで本当に安全を確保するには、 「何を調べたか」という履歴をいかに“消す・残さない”かが重要なのです。
🧹 調査履歴を匿名化・抹消するための基本戦略
✅ 1. 調査環境の分離
🖥 調査専用の仮想環境(VM)を使う
- VirtualBoxやVMwareで仮想マシンを用意
- 調査用ブラウザ、ツール、アカウントを完全に分離
- ローカルPCと切り離して操作することで、履歴が漏れにくい
🔁 定期的な“仮想環境の初期化”も有効
- 一定期間ごとに仮想マシンをクローン or 消去
- 履歴の蓄積を防ぐ
✅ 2. プライベートブラウジングの徹底
ブラウザ | 対策 |
---|---|
Brave / Firefox | 「プライベートウィンドウ」を使用(Cookieや履歴を保存しない) |
Tor Browser | 起動するたびに新しい指紋・新しいIPで通信 |
Chrome | シークレットモードでも拡張機能は動作することに注意! |
✅ 3. 検索履歴・キャッシュの削除
自動削除の設定:
- ブラウザ設定で「終了時に履歴をすべて削除」するように設定
- Cookie・キャッシュ・フォーム入力情報も同時に消す
手動削除の場合:
- 履歴 → 全期間選択 → 全消去
- 特定のWebサービス(Google、YouTubeなど)のアクティビティ履歴も個別に削除
✅ 4. ログイン・トラッキングを防ぐ
- 調査中はGoogleやSNSなどにログインしない
- SNSログイン中に他の調査を行うと、“関連アカウント”としてつながってしまう危険あり
- ブラウザの指紋を防ぐためにも、複数のアカウントを同じ環境で使わない
✅ 5. ローカルデータの管理
保存ファイル:
- 調査対象名や自分の名前を含むファイル名を避ける
- スクリーンショットにはアカウント名・時間・場所などが映り込まないように
削除方法:
ゴミ箱に入れるだけでは不十分 → 完全削除ツールを使用
- Windows:Eraser
- macOS:Permanent Eraser
✅ 6. VPN / Torによる「足跡消し」
- IPアドレスの匿名化は必須(VPN or Tor)
- VPN利用ログを残さないサービス(ノーログポリシー)を選ぶ
- 同一調査対象に繰り返しアクセスする際は、IPを都度変更するのがベター
📌 忘れてはいけない:「記録を取る=情報が残る」
- 調査ログやメモも、扱いを誤ると漏洩のリスク
- ログは暗号化されたドライブやパスワード付きファイルに保管
- 使い終わったら安全に廃棄 or 移行するルールを徹底
✅ まとめ:「何を調べたか」は“足跡”になる
- 調査履歴は、調査者の正体をたどる“道しるべ”になる
- 環境の分離・履歴の削除・IPの匿名化の三段構えで守る
- OSINTの本質は「調べる力」+「自分を隠す技術」
Best regards, (^^ゞ