Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第18回:OSINT用「別人格」の作り方①:名前・写真

Hello there, ('ω')ノ

🎭 調査者の「もう一つの顔」=Sock Puppetとは?

OSINTにおいて、調査対象に接近したり、SNSグループに参加したりするためには、 調査用の偽装アカウント=「Sock Puppet(ソックパペット)」を用意する必要があります。

この“別人格”が信頼されるかどうかで、調査の成否が決まることもあります。


🧬 第1ステップ:「名前」と「写真」をどう作るか?


✅ 名前のポイント:「リアルすぎず、疑われない」

名前は、リアルな印象を与えつつ、特定されにくいものを選ぶのが鉄則です。

📝 名前の選び方(日本語・英語)

  • ありふれた名字+一般的な名前 例:佐藤美咲、山本健太、John Smith、Emma Lee

  • SNS検索や名簿で「同姓同名が複数存在する名前」を探す

  • 地域性を考慮する(関東なら“佐々木”、関西なら“西村”など)

実在する人物の名前をそのまま使うのは避けましょう。偶然の一致はOKですが、意図的な盗用はNGです。


❌ NGな名前の例:

  • 特徴が強すぎる(片仮名名+珍しい漢字など)
  • 有名人と同じ名前(例:翔平 大谷、Taylor Swift)
  • 明らかに偽名っぽい(アカウント名が「名無し太郎」「no_name」)

✅ 写真のポイント:「実在しないけど、自然に見える」

調査対象に信頼感を与えるには、プロフィール写真が重要です。 ただし他人の写真を無断使用するのは厳禁!


🖼 安全な顔写真の入手方法:

🔧 【AI生成サイト】

  • ThisPersonDoesNotExist.com → 実在しない人物のリアルな顔写真を自動生成(毎回更新)

  • Generated Photos → 年齢・性別・表情などを絞って選べる(商用OKな画像も)

🔐 使用の注意:

  • 背景や服装が自然であるか確認(奇抜すぎない)
  • 目線がカメラ目線でない方が信頼感が増す場合も
  • 同一写真をネット検索して「他サイトで使われていないか」確認(画像逆検索を活用)

✅ 写真以外の“人格設定”メモも準備しておく

項目 内容例
名前 佐藤美咲(Misaki Sato)
年齢 30歳前後(アカウントによって調整)
居住地 東京都(詳細は非公開)
職業 フリーライター/フリーランスデザイナーなど
興味関心 読書・グルメ・旅行など「当たり障りのない趣味」
学歴・経歴 実在しない大学名+在籍期間(フェイクでOK)

💡 ポイント:自然さを重視し、**深く聞かれても“答えられる設定”**にしておく


✅ まとめ:「違和感がないこと」が最大の武器

  • Sock Puppetは“怪しまれないこと”が最優先
  • 名前は一般的で検索しても複数出るものを選ぶ
  • 写真はAI生成で、安全に「実在感」を演出する
  • 設定は「ほどほどに普通」な方が信頼されやすい

Best regards, (^^ゞ