Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第13回:IPアドレスを隠す方法

Hello there, ('ω')ノ

🌐 IPアドレスって何? なぜ隠すの?

IPアドレスは、あなたがインターネットに接続したときに割り当てられる“ネット上の住所”です。 OSINT調査において、IPアドレスがそのままだと「誰が調べているか」が特定されるリスクがあります。

  • アクセスログから所属企業や個人がバレる
  • 繰り返し調査することで“監視されている”と気づかれる
  • 攻撃者側に逆探知される可能性も

そこで今回は、**安全に調査を行うための「IPアドレスを隠す方法」**を分かりやすく紹介します。


🛡 IPを隠す3つの代表的な方法


✅ 1. VPN(仮想プライベートネットワーク)

🔍 仕組み:

VPNを使うと、通信が暗号化され、「別の場所のIPアドレス」からアクセスしているように見せることができます。

📦 代表的なVPNサービス:

サービス名 特徴
ProtonVPN 無料でも使える、安全性が高い
NordVPN 高速で安定、日本語対応もあり
Mullvad VPN 匿名性重視、登録にメール不要

🛠 使用例:

  • 調査対象が国内企業 → 海外サーバーのIPでアクセス
  • 繰り返しアクセスする際もIPをローテーション可能

💡 ポイント:ログを保存しない“ノーログポリシー”のVPNを選ぶこと!


✅ 2. Tor(匿名通信ネットワーク)

🔍 仕組み:

Tor(The Onion Router)は、通信経路をランダムに複数のサーバーに通すことで、元のIPを完全に隠します

🧪 使用方法:

  • 専用ブラウザ「Tor Browser」を使用
  • 通信が遅い代わりに、高い匿名性が得られる

📛 注意点:

  • JavaScriptや拡張機能を使うと匿名性が損なわれる
  • 金融系・社内システムへのアクセスには使わない

💡 ポイント:調査対象にバレたくない場合の“最終手段”


✅ 3. 公共Wi-FiやSIMの使い捨て回線

🔍 応用的な方法:

  • カフェやコワーキングスペースなど、自宅や会社以外のネット回線を利用
  • プリペイドSIMを使用してモバイル経由で調査する

⚠ 注意点:

  • 通信の暗号化が不十分だと、逆に情報漏洩のリスクがある
  • 使用履歴や物理的な足取りが残る可能性もある

💡 ポイント:VPNと併用することで安全性アップ


🔄 IPローテーションで“同一人物バレ”を防ぐ

同じIPで何度も調査対象を訪れると「この人、何度も来てるな…」と気づかれることも。

対策方法

  • VPNで接続先を毎回変える(複数国に対応したVPNを選ぶ)
  • Torを使って毎回新しい回線経路を生成
  • 必要に応じて一時的に回線を切り替える(SIM or Wi-Fi)

🧯 セキュリティ対策も忘れずに

IPを隠しても、ブラウザの指紋(ブラウザ設定やフォント情報)で特定されることもあります。

✔ ブラウザはプライベートモードで使う

✔ Cookieやキャッシュは都度削除

✔ JavaScriptは必要最小限に限定

✔ 同じ端末で本名アカウントを同時に使わない


✅ まとめ:「どこから調べたか」は最大の情報漏洩

  • IPアドレスがそのままだと、身元が特定される危険がある
  • VPN・Tor・公共Wi-Fiを活用して“足跡を隠す”ことが重要
  • 匿名性を守るには、技術だけでなく“調査姿勢”の工夫も大切

Best regards, (^^ゞ