Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第19回:プラットフォーム別・オススメの初級者向けプログラム

Hello there, ('ω')ノ

目的

  • 初心者が参加しやすい
  • スコープが分かりやすく重複も少なめ
  • 企業のレスポンスが良好

この3条件を満たす“入門に最適”なプログラムを、代表的な4プラットフォームごとにピックアップしました。 ※プログラム内容は 2024 年後半〜2025 年初頭の公開情報を参考にしています。募集状況は随時変わるため、参加前に必ず最新情報をご確認ください。


1. HackerOne(ハッカー・ワン)

プログラム 特徴 初心者推しポイント
Shopify EC 最大手。スコープ明確でドメインも整理されている Duplicate がそこそこある一方、「低〜中」深刻度でも受理されやすい
Yahoo (Verizon Media) コンテンツ量が多く URL 探索が楽しい レスポンス平均 2〜3 日と早い。失敗しても丁寧にフィードバックが来る
U.S. Department of Defense VDP 報奨金は無しだが実績作りに最適 ルールが厳格=学習効果大。「合法ハック」の型を身に付けられる

なぜオススメ?

  • ハッカー向けドキュメントが充実し、報告フォーマット例も手に入る
  • Hacktivity で他ハンターのレポートを学べる ⇒ パク…参考にできる

2. Bugcrowd(バグクラウド)

プログラム 特徴 初心者推しポイント
Atlassian (Public) JIRA・Confluence など開発者が触りやすい製品群 無料プランでも触れるため テストアカウントが用意しやすい
Indeed 求人サービス。Webフローがシンプル セッション管理や CSRF チェックの“教科書”として最適
ExpressVPN (Public) VPN クライアント+Webポータル 報酬テーブルがフラットで Medium でも数百ドルが狙える

オススメ理由

  • Bugcrowd は「リサーチャー・レベル」制度があり、有効レポート数で Private 招待が増える
  • 上記 3 社は受理率が高く、早期にスコアを稼ぎやすい

3. Intigriti(インティグリティ)

プログラム 特徴 初心者推しポイント
TeamViewer リモートアクセスで有名 Web, デスクトップ, モバイルと多様 ⇒ 自分の得意分野を選べる
N26 Bank Sandbox ドイツのオンライン銀行 専用テスト環境を提供。実データ操作リスクゼロ
European Space Agency (ESA) VDP 欧州宇宙機関。報奨金は限定的 ブランド力◎。実績として映える ➡ 履歴書に書きやすい

推しポイント

  • Intigriti は EU 企業比率が高く GDPR 準拠の丁寧なレスが標準。
  • 初心者フォーラムで メンター制度 があり、質問ハードルが低い。

4. YesWeHack(イエスウィーハック)

プログラム 特徴 初心者推しポイント
Qwant EU 検索エンジン。プライバシー重視 スコープが *.qwant.com のみで明快
Le Monde フランス大手新聞社 CMS 系バグの宝庫。XSS や misconfig 学習に最適
Orange IoT Challenge 家庭用 IoT 機器+モバイルアプリ 報奨金低めだが ハードウェア/モバイル両方学べる

推しポイント

  • レポートをフランス語/英語どちらでも提出可 ⇒ 英語に自信なくても安心
  • 小規模コミュニティで競合が少なめ=初バグのチャンス大

5. 選び方の最終チェックリスト(おさらい)

  1. スコープ明瞭(ワイルドカードか/モバイル限定か)
  2. レスポンス実績(平均 1 週間以内が理想)
  3. Duplicate 率≦50%(公開統計 or コミュニティ情報で確認)
  4. 報酬中央値(Critical だけ高額→初心者には不向き)
  5. 学習リソース(ドキュメント・テストアカウントの有無)

まとめ:まずは“一勝”を掴もう

  • プラットフォームにより文化が違う。自分が質問しやすい場を選ぶ
  • 「Medium 深刻度でも報酬が出る」案件は練習に最適
  • 学んだら次のレベルへ。初級 → 中級 → Private 招待が王道ルート

バグハンティングのコツは「小さな成功体験を積み重ねる」こと。 まずはここで紹介したプログラムから “一勝” を取りにいきましょう!

Best regards, (^^ゞ