Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第16回:プログラムの種類(公開・非公開・報奨金なしなど)

Hello there, ('ω')ノ

1. 代表的な3タイプ

タイプ 概要 参加条件 報酬 初心者向き?
公開(Public) 誰でも今すぐ参加可 登録のみ あり
非公開(Private) 招待制・選抜制 プラットフォームから招待 あり
VDP / 報奨金なし 脆弱性開示ポリシーのみ 誰でも報告可 原則なし/記念品のみ

2. 公開プログラム(Public)

特徴

  • プラットフォーム上で誰でも閲覧・参加できる
  • スコープや報酬テーブルが完全公開
  • 参加者が多く競争率は高め

メリット

  • 初心者でも気軽に挑戦できる
  • 事例やWrite-upが多く学びやすい
  • 実績を公開プロフィールに積み上げやすい

デメリット

  • 重複(Duplicate)が多く報告が通りにくい
  • 報酬が比較的低めになる傾向

まずはここから! 経験・スコアを貯める“登竜門”と考えればOK。


3. 非公開プログラム(Private / Invite Only)

特徴

  • 参加にはプラットフォームからの招待が必要
  • 企業側は限られたハンターだけに開示するため、情報非公開
  • 報酬が高い or スコープが広い案件が多い

招待される基準(例)

基準 目安
プラットフォームの信頼スコア 90以上
有効レポート数 5件以上
迅速なレスポンス 平均返信1日以内

メリット

  • 競争率が低く “初見バグ”に当たりやすい
  • 報酬も高水準

デメリット

  • 招待まで時間がかかる
  • 高難度で即戦力を求められる場合が多い

公開→非公開への“ステップアップ” が王道ルート。


4. VDP(Vulnerability Disclosure Program)/報奨金なし

特徴

  • 企業が「脆弱性報告の窓口」だけを用意
  • 金銭報酬は原則なし
  • 感謝状・スワッグ(Tシャツやステッカー)などが贈られることも

メリット

  • 報酬競争がなく精神的にゆったり
  • 「Responsible Disclosure」の練習になる
  • 社会貢献・ポートフォリオ作りに最適

デメリット

  • 金銭的モチベーションは期待できない
  • 報告後のレスポンスが遅めのケースも

初心者が“実戦練習”を積む場として活用すると◎。 ただし、本格的に稼ぎたい人は有償プログラムと並行が吉。


5. 番外編:ハイブリッド型

  • 時間限定バグバウンティ(イベント形式・24hスプリント)
  • 社内限定プログラム(従業員だけが参加)
  • ターゲット制(targeted bounty):特定機能だけ高額報酬

案件ごとの条件が個性的なので、事前説明をよく読むことが成功のカギです。


6. 選び方ガイド

  1. 経験ゼロ〜少なめ

    • 公開プログラム or VDP
    • 「重複OK、まずは1レポート」精神で挑戦
  2. 実績が5〜10件ほど

    • 公開で高単価案件に挑戦
    • 招待メールが来たら非公開へトライ
  3. 上級者・専門分野あり

    • 非公開案件を主戦場に
    • ブロックチェーン特化のImmunefiなど高額領域で稼ぐ

まとめ:タイプを理解して“ロードマップ”を描こう

  • 公開 → 非公開 → 高額特化 と 段階的にレベルアップ
  • VDPはスキル磨きと社会貢献の場
  • まずは 「自分の現状 × プログラム特性」 を合わせて選ぼう

タイプが変われば、戦い方も変わる。 自分に合うフィールド を選んで、着実にステップアップしましょう!

Best regards, (^^ゞ