Hello there, ('ω')ノ
🧭 OSINTは「調べる」だけではない
OSINT(オープンソース・インテリジェンス)は、ただGoogleで検索するだけのものではありません。 真に価値のある情報にするには、「集める → 整理する → 意味づける → 伝える」という流れが必要です。
この回では、OSINTの一連の流れ(ワークフロー)を誰でも実践できる形で紹介します。
🔄 OSINT 4ステップ
Step 1:収集(Collection)
目的に応じて、必要な情報を集める段階です。
📌 主な情報源:
- SNS(X、Instagram、LinkedIn)
- Google検索・ブログ
- ニュースサイト・掲示板
- ドメイン情報(WHOIS、DNS)
- ダークウェブの掲示板(合法的範囲で)
- 政府のオープンデータ
🛠 活用ツール:
- Google Dork(特殊検索)
- Shodan(IoT情報の検索)
- theHarvester(メールやドメイン収集)
- 情報収集用ブラウザ(BraveやTor)
ポイント:最初に「どんな情報が欲しいのか」を明確にしないと、情報の海で溺れます!
Step 2:加工・整理(Processing)
集めた情報を“読みやすく”“比較しやすく”整えます。
💡 方法例:
- スプレッドシートで時系列に並べる
- Excelで「氏名」「SNSアカウント」「関係性」などをタグ付け
- 類似投稿や重複データを排除
- メタデータの抽出(画像やPDFなど)
📎 コツ:
- スクリーンショット+URL保存が基本
- 情報の“出どころ”を必ず記録(後で確認・証明しやすくなる)
Step 3:分析(Analysis)
集めた情報から意味を見出し、つなげ、推測する段階です。
🧠 ここで行うこと:
- 情報間の「つながり」や「矛盾」を探す
- SNSでの交友関係や投稿傾向を可視化
- 地図や相関図で構造化する
- フィッシングサイトと犯人グループの関係性を見出す
📊 ツール例:
- Maltego(関係図・相関分析)
- SpiderFoot(自動調査と可視化)
- Excel/Power BI(表とグラフでの分析)
分析は、情報を“知見”に変える瞬間です。 パズルのピースを組み合わせる作業だと思ってください。
Step 4:報告(Reporting)
最後に、発見や分析結果を“伝える”フェーズです。
🎯 報告書で盛り込むべき要素:
- 調査目的・調査範囲
- 調査手順(使用ツール、時期)
- 分析結果とその意味(証拠付き)
- 発見されたリスクと推奨アクション
📄 フォーマット例:
- PowerPoint(社内報告用に視覚的に)
- Word/PDF(調査報告書として正式に)
- Excel(詳細な情報一覧として添付)
💬 注意点:
- 実名・実在のアカウントを報告する際は、モラルと法令遵守が必須
- 外部共有は必要最低限に、個人情報保護を忘れずに
✅ まとめ:OSINTは「観察 → 解釈 → 行動」の連続
- 「調べて終わり」ではなく、「分析し、意味づけ、行動に変える」ことが重要
- 計画的なステップで進めれば、非エンジニアでも正確な調査が可能
- 整理と可視化こそ、プロフェッショナルなOSINTの鍵!
Best regards, (^^ゞ