Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第5回:OSINTの活用事例:企業も国家も頼っている!

Hello there, ('ω')ノ

🏢 「調べれば分かる」時代の到来

「ネットに出ている情報なんて、誰が見るの?」 …と思っていませんか?

実は今、政府機関も大手企業も、サイバー犯罪集団さえも、OSINTをフル活用しています。 この記事では、現実の業務でどう使われているかの実例を、業界ごとに見ていきましょう。


① 政府・軍事:国家レベルの意思決定に

例:某国防機関がウクライナ情勢を監視 X(旧Twitter)、衛星画像、ニュース映像、ロシア語掲示板などを常時モニタリング。 侵攻や部隊の動きを市民投稿から特定し、軍の配置や対応計画を練る材料として活用。

👉 ポイント:SNSや画像は“市民の目”として使える!


② セキュリティ企業・CSIRT:脅威を未然に発見

例:サイバー攻撃の前兆をダークウェブで発見 ランサムウェア集団が“次のターゲット”を匿名掲示板でほのめかす。OSINTを使ってその書き込みを検出 → セキュリティ体制を強化 → 実害なし!

👉 ポイント:攻撃者の事前活動も“公開情報”から探せる!


③ 民間企業(人事・経営・広報):競合と採用を“可視化”

例:競合他社の事業戦略を採用ページから予測 「架空テクノロジーズ株式会社」が新規エンジニアを大量採用 → 掲載内容から“新しい製品ラインが準備中”と分析 → マーケティング戦略を前倒しで構築。

👉 ポイント:求人情報は“未来の戦略”のヒントになる!

例:採用候補者のSNS活動を確認しリスク回避 ある候補者がXで差別的な投稿を繰り返していた → 内定取り消し。炎上・社内トラブルの未然防止。

👉 ポイント:SNSチェックは“採用の最終審査”になる時代!


④ マーケティング:顧客の声をリアルタイムで収集

例:製品に関するクチコミ・不満をSNSから検出 ある飲料メーカーが、Instagramの投稿画像に「味が変わった?」という声が多いことを検出 → 製造ラインのトラブルを早期発見。

👉 ポイント:“レビュー”では拾えないリアルな声が宝の山!


⑤ メディア・ジャーナリズム:調査報道の裏付けに

例:政治家の隠し口座の所在を追跡 不正資金の流れを公開企業データ・SNS・不動産登録情報から追跡 → 実在のオフショア企業とリンク。

👉 ポイント:裏をとる手段が、報道機関でもOSINT!


📌 その他の活用シーン

分野 活用例
金融機関 口座開設時の本人確認(KYC)にOSINTを使用
教育機関 いじめ・ハラスメントのSNS検知
製造業 仕入先の信頼性をWeb情報から判断
保険会社 SNS投稿で保険金不正請求の証拠を確認

✅ まとめ:使う側が“先に知る”時代へ

  • OSINTは軍事だけでなく、企業経営・採用・マーケティングにも応用されている
  • 公開情報から「未来」や「リスク」が見えてくる
  • 専門知識がなくても、ツールと視点があれば誰でも始められる

Best regards, (^^ゞ