Hello there, ('ω')ノ
🔍 OSINTにも“やり方の違い”がある?
OSINT(公開情報からの情報収集)には、大きく分けて2つのアプローチがあります:
- パッシブ(受動的)OSINT
- アクティブ(能動的)OSINT
この違いを理解しておくことは、社内での情報収集活動の安全性・倫理性を保つうえで非常に重要です。
🕵️ パッシブOSINT(受け身の調査)
パッシブOSINTとは、自分の存在を相手に知られずに情報を集める方法です。
🔸 たとえば:
- Googleで名前や会社名を検索
- SNSの投稿を見るだけ(ログインせず閲覧)
- 企業サイトの「採用情報」や「IR資料」を確認
- ネット掲示板の過去ログを読む
💡特徴:
- 完全に“透明人間”状態
- 相手にバレるリスクがない
- 法的・倫理的にも安全
🗣 アクティブOSINT(関わる調査)
アクティブOSINTは、相手に“接触する”ことで情報を得る手法です。
🔸 たとえば:
- SNSで相手に「友達申請」や「フォロー」する
- クローズドなFacebookグループに参加する
- 匿名で問い合わせフォームからメッセージを送る
- 掲示板に投稿して反応を見る
💡特徴:
- 情報は深く得られるが、バレるリスクあり
- 組織や対象に“不自然な動き”と認識される可能性
- 倫理的判断・社内ルールの確認が必要
⚖ 判断基準:どちらを使うべきか?
項目 | パッシブOSINT | アクティブOSINT |
---|---|---|
リスク | 低い | 中〜高 |
情報の深さ | 表面的(広く) | 深掘り(限定的) |
倫理・法的懸念 | 少ない | あり(場合による) |
組織への報告義務 | 基本不要 | 必要な場合あり |
例 | Google検索、SNS観察 | DM送信、グループ参加 |
⚠ 社内での注意点
アクティブOSINTを使う場合は、必ず上司や情報セキュリティ部門の許可を得るのが原則です。 個人アカウントでの活動は絶対に避け、専用の“調査用アカウント”を用意しましょう(次回以降に詳しく解説します)。
✅ まとめ:目的に応じて“距離感”を調整しよう
- OSINTには「静かに観察する方法(パッシブ)」と「相手に接触する方法(アクティブ)」がある
- アクティブ調査は成果が大きいが、バレるリスクと倫理的配慮が必要
- 業務で使うなら、必ずルールと許可を確認してから実施!
Best regards, (^^ゞ