Shikata Ga Nai

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第1回:OSINTとは何か?情報とインテリジェンスの違い

Hello there, ('ω')ノ

🔍 OSINTってなんの略?

「OSINT」とは Open Source Intelligence(オープンソース・インテリジェンス) の略称です。日本語では「公開情報から得られるインテリジェンス」と訳されることが多いです。

OSINTは、新聞、SNS、企業のWebサイト、政府の発表資料、掲示板など、誰でもアクセスできる情報 をもとに、目的に応じた「気づき」や「判断材料」を導き出す技術です。


🍅 情報(Information)とインテリジェンス(Intelligence)は違う

この2つの言葉は似ているようで、実はまったく異なります。例えるなら、こうです:

用語 例え 説明
情報(Information) 生のトマト 誰でも入手できる素材。SNSの投稿やニュース記事など
インテリジェンス(Intelligence) トマトソースのパスタ 情報を分析し、目的に応じて意味ある形に加工したもの

つまり、「情報」から「インテリジェンス」に変換するのがOSINTの本質なんです。


🧠 OSINTの用途ってどんなの?

OSINTは、以下のような分野で活用されています:

  • 企業の調査(競合分析、風評監視)
  • サイバーセキュリティ(フィッシング詐欺の発見、脅威情報の収集)
  • 人事・採用(候補者のSNS活動確認)
  • リスクマネジメント(災害時の現地情報の把握)
  • マーケティング(消費者トレンドの把握)
  • ジャーナリズム(裏付け調査や特定報道)

たとえば、あなたが採用担当者なら、応募者が過去に炎上発言をしていないかをOSINTで確認することで、リスクを避けることができます。


🧩 OSINTの基本ステップ(超ざっくり)

  1. 目的を決める:「この人物の実在性を確認したい」など
  2. 情報を集める:Google検索、SNS、公開データベースなど
  3. 情報を整理する:時系列や関連性をもとにまとめる
  4. 意味ある形に加工する:事実ベースの判断材料にする

👨‍🏫 まとめ

  • OSINTは「誰でも見られる情報」から「価値ある判断材料(インテリジェンス)」を生み出す技術
  • 情報は素材、インテリジェンスは料理された成果物
  • 正しく使えば、日常業務でも十分に活かせる

Best regards, (^^ゞ