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🔹 Resource pool(リソースプール)パネル
リソースプールは、攻撃中に使われるシステムリソースの制御を行う機能です。 攻撃速度や同時接続数などを細かく調整でき、ターゲットへの負荷を制限したり、検知回避に使われます。
🔸 1. Use existing resource pool(既存のリソースプールを使用)
- デフォルトでは「Default resource pool(同時10リクエスト)」が選択されています。
- 特別な設定をしない限り、これで十分なことが多いです。
項目 | 内容 |
---|---|
Concurrent requests | 同時実行される最大のリクエスト数(デフォルトは10) |
Request delay / Random delay / Delay increment | 遅延に関する設定(未設定) |
🔸 2. Create new resource pool(新しいリソースプールの作成)
以下のオプションを有効化すると、新しいリソースプールを定義できます。
✅ Name
- 作成するリソースプールの名前を入力します。
✅ Maximum concurrent requests(最大同時リクエスト数)
- 一度に送るリクエストの数を制限します。 例:2 にすると、2リクエストずつ順番に送られます。
✅ Delay between requests(リクエスト間の遅延)
送信間隔を指定(ミリ秒単位) サーバへの負荷を減らしたいときや、WAF回避に有効です。
オプション:
- Fixed:常に同じ間隔で送信
- With random variations:ランダムなばらつきを加える
- Increase delay in increments of X ms:徐々に遅延を増加
✅ Automatic throttling(自動スロットル制御)
特定のHTTPステータスコードが返ってきたとき、リクエスト送信を自動的に減速・停止する設定です。
よく使うコード:
- ✅ 429(Too Many Requests)
- ⬜ 503(Service Unavailable)
- ⬜ Other(CSV形式で複数指定も可能)
例:
500,502,503
✅ 利用シーン例
目的 | 推奨設定 |
---|---|
負荷をかけたくない | 同時接続数を2〜5、遅延を100〜500ms程度 |
検知回避・WAF回避 | ランダム遅延・スロットル設定を併用 |
総当たり的な高速攻撃 | 同時接続10〜20(※ターゲット次第で慎重に) |
🔚 まとめ(右パネル)
設定名 | 内容 |
---|---|
Use existing resource pool | 既存のプールをそのまま使用 |
Create new resource pool | カスタム設定で作成可能(名前、速度、制限など) |
Automatic throttling | エラー応答時に自動で調整する仕組み |
このパネルは、攻撃の効率と安全性をバランス良く調整するための重要な機能です。 初心者でも「既定の設定」から始めて、必要に応じて少しずつ制限をかけていくと扱いやすくなります。
Best regards, (^^ゞ