Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

PortSwiggerのWeb Security AcademyにおけるLearning PathsとAll topicsの違い

Hello there, ('ω')ノ

Learning Paths(学習パス)

Learning Pathsは、Webセキュリティの学習者向けに体系的で構造化された学習コースを提供するものです。以下の特徴があります:

  1. 段階的な学習体験:初心者からエキスパートレベルまで、順を追って学習できるように設計されています
  2. トピックごとの整理:各パスはセキュリティの特定の分野(SQLインジェクション、認証の脆弱性など)に焦点を当てています
  3. モジュール式の構成:各パスは複数のモジュールに分かれており、それぞれが特定の学習目標を持っています
  4. 進捗管理機能:学習の進行状況を追跡でき、自分のペースで中断・再開が可能です
  5. 難易度レベル分け:「APPRENTICE(見習い)」や「PRACTITIONER(実践者)」など、レベル分けされています

Learning Pathsは特に、「どこから始めればよいかわからない」という初心者や、特定の脆弱性タイプについて体系的に学びたい人向けに設計されています。PortSwiggerのブログによれば、「複雑なWebセキュリティの世界を通じてアクセスしやすく、消化しやすいルートになるように設計されている」とのことです。

All topics(すべてのトピック)

All topicsは、Web Security Academyで提供されているすべてのセキュリティトピックを包括的に一覧化したものです。以下の特徴があります:

  1. 包括的なリスト:すべての利用可能なセキュリティトピックを一箇所で確認できます
  2. カテゴリー別整理:サーバーサイド、クライアントサイド、高度なトピックなどに分類されています
  3. 柔軟なアクセス:特定のトピックに直接アクセスでき、順番に従う必要はありません
  4. 自己主導型学習:興味のあるトピックを自由に選択して学習できます

All topicsページは、次のように説明されています:「Webセキュリティを初めて学ぶ場合、どこから始めればよいか迷うことがあるかもしれません。利用可能なトピックを順番に進め、進みながらラボを完了することをお勧めします。ただし、行き詰まった場合は次のトピックに進むことを恐れないでください。」

主な違い

  1. 構造と進行方法

    • Learning Paths:特定のセキュリティ分野について構造化されたコースを提供し、段階的な進行を促します
    • All topics:すべてのトピックの包括的なリストを提供し、自由に選択して学習できます
  2. 学習アプローチ

    • Learning Paths:ガイド付きの学習体験を提供し、特定の順序で材料を提示します
    • All topics:より自己主導型のアプローチで、自分の興味や必要性に基づいてトピックを選択できます
  3. 対象者

    • Learning Paths:初心者や特定の分野について体系的に学びたい人に最適
    • All topics:すでに基本を理解していて、特定のトピックについて深く掘り下げたい人や、自分のペースで学習したい人向け
  4. 進捗管理

    • Learning Paths:構造化された進捗管理機能があり、各モジュールの完了状況を追跡できます
    • All topics:個々のラボの完了は追跡できますが、全体的な学習の道筋は自分で管理する必要があります

まとめ

PortSwiggerのブログによれば、Learning Pathsは2023年9月に導入された比較的新しい機能で、All topicsが提供する包括的なコンテンツをより構造化された形で学習できるように設計されています。どちらを選ぶかは、学習スタイルや目標によって異なります:

  • 体系的な学習を好み、ガイダンスが欲しい場合は Learning Paths が適しています
  • 特定のトピックにすぐにアクセスしたい場合や、自分のペースで学習したい場合は All topics が適しています

多くの人は、両方のアプローチを組み合わせて使用することで、最も効果的な学習体験を得られるでしょう。

Best regards, (^^ゞ