Hello there, ('ω')ノ
「AIをもっと複雑なタスクに使いたい」 「AI同士を協力させたい」
──そんなニーズに応えるように登場したのが、マルチエージェントフレームワークです。
今回はその中でも特に注目されている:
- 👥 CrewAI
- 🤖 AutoGen
- 🔄 LangGraph
の3つを、「ざっくり理解できる」レベルでご紹介します。
👥 CrewAI:チームで動くエージェント構築の新定番
役割分担されたエージェントを“チーム”として動かす設計に特化
🧩 特徴まとめ:
項目 | 内容 |
---|---|
💡 特徴 | エージェントに「役職」や「責任範囲」を設定できる |
📂 構成 | 役割(role)+タスク(task)+プロセス(process)で構成 |
🔁 協働 | 各エージェントが順番や条件に応じて“連携”してタスクを進行 |
🔎 用途 | 文書要約・コードレビュー・調査レポートなど“多段階業務”に強い |
✅ ざっくり例:
- ライターAI、リサーチAI、編集者AIで「記事作成プロジェクト」を遂行
🤖 AutoGen:チャット形式でエージェント同士が会話する
複数のエージェントが“会話”でタスクを進めていくユニークな設計
🧩 特徴まとめ:
項目 | 内容 |
---|---|
💡 特徴 | 「人間のような対話」をエージェント間で実現 |
💬 構成 | 各エージェントがチャット形式で話し合う(1対1〜多対多) |
🎯 役割 | 人間のユーザーが“司令塔”として会話に参加することも可能 |
🧠 特徴的な機能 | メモリ機能、トーク履歴からの学習、反省(リフレクション)も可能 |
✅ ざっくり例:
- データ解析AIと報告書作成AIが会話しながら、意思決定を自動化する
🔄 LangGraph:エージェントの“状態遷移”をグラフで管理
エージェントの「今どこにいるか(状態)」を明確に可視化・制御できるフレームワーク
🧩 特徴まとめ:
項目 | 内容 |
---|---|
💡 特徴 | 状態(State)と遷移(Transition)をグラフで管理できる |
🔁 制御 | 条件分岐や再試行など、複雑なフローでも破綻しにくい |
🛠 向いているタスク | 多段階プロセス、繰り返し判定、例外処理付きフロー |
🧩 他との違い | 直感的に「フロー図のように」タスク進行を設計できる点が強み |
✅ ざっくり例:
- 問い合わせ → 分類 → 回答 → 再確認 → アップデート などの複雑な業務フロー管理に最適
🧭 3つのフレームワークをざっくり比較
項目 | CrewAI | AutoGen | LangGraph |
---|---|---|---|
連携形式 | タスクベースの協働 | チャット形式の対話連携 | ステートマシン形式(状態遷移) |
設計思想 | チームで動く | 話し合って進める | 状態管理で安定動作 |
向き | 手順が決まった業務 | 柔軟な議論型タスク | 分岐や例外が多い処理 |
導入ハードル | 比較的低め | 中〜高(LLM制御多) | 中級者向け(構造理解必要) |
✍️ まとめ
- CrewAI:チーム構成・役割分担で業務を進めたいときに最適
- AutoGen:エージェント間の対話による柔軟なタスク処理に向く
- LangGraph:状態の制御がカギとなる複雑な業務フローに強みあり
- どれも**「生成AIをタスク実行可能なエージェントに変える」**ことが共通の狙い
Best regards, (^^ゞ