Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

第6回:AIエージェントとは?「自律して動くAI」の基本を知ろう

Hello there, ('ω')ノ

「もう、AIに丸ごと仕事を任せられたら楽なのに」 そう思ったことはありませんか?

実は、そういった願いに近づけてくれる技術が、今まさに注目されている **「AIエージェント(Agentic AI)」**です。

今回は、「そもそもAIエージェントって何?」という疑問に答えながら、 自律的に“考えて動く”AIの基本構造と、普通の生成AIとの違いをやさしく解説します。


🤖 AIエージェントって何?

▶ 定義(ざっくり言うと):

エージェント型AIとは、与えられた目標に向かって、自ら状況を判断し、計画し、外部ツールを使って行動するAIのこと。

ChatGPTのように「入力された質問に答えるだけ」ではなく、 自ら目的達成のために“動く”能力を持つのが特徴です。


⚙️ AIエージェントの基本構造(図解イメージ)

┌───────────────┐
│ 🧑 人間から「目的」を受け取る │ ←「営業リストを作って」「旅行手配して」など
└───────────────┘
           ↓
┌───────────────┐
│ 🧠 状況を理解・計画を立てる       │ ← 必要な手順を分析し、順番に分解
└───────────────┘
           ↓
┌───────────────┐
│ 🧰 外部ツールを使って行動する     │ ← Google検索、API実行、カレンダー操作など
└───────────────┘
           ↓
┌───────────────┐
│ 📩 結果を報告・記録する           │ ← メール通知やレポート出力など
└───────────────┘

ポイントは、「入力→出力」だけの一往復ではなく、マルチステップで能動的に動くところです。


🧠 エージェントAIとChatGPTの違い(比較表)

項目 ChatGPT(従来型) AIエージェント(次世代型)
入力 質問・指示文 目的・ゴール
出力 回答・文章 行動・実行結果
処理 単一ステップ(入力→出力) 複数ステップ(計画→行動→記録)
ツール連携 基本なし APIやWeb、社内ツールと連携可能
自律性 なし あり(状況判断に基づく分岐も可能)

🧪 例で理解する:旅行予約エージェント

🎯 指示:「来週の東京出張の手配をお願い」

処理段階 AIの行動
状況把握 日時・予算・会社ルールなどを確認
情報収集 フライト・ホテルの候補をWeb検索
判断 コスト・所要時間を比較して最適案を選択
実行 予約サイトのAPIを呼び出して手配
結果報告 旅程をカレンダー登録&メール通知

これを人間の手を借りずに、自律的にこなすAIが「エージェント型AI」です。


✅ エージェントAIのコア要素(初心者向けにやさしく)

機能 説明
🎯 目標設定 「何を達成すべきか?」を認識する
🧠 推論・計画 目的達成のために「どう動くか?」を考える
🧰 ツール利用 必要な外部サービスやデータを使う力
📚 記憶・学習 状況や過去の経験を覚えて活かす
🔁 フィードバック 自分の行動を評価・修正する能力

💼 なぜビジネス現場で注目されているのか?

  • 自動化の幅が広がる(人の判断も一部代替)
  • ツールとツールの“橋渡し”役になれる
  • 人が関わらなくても、仕事が完了する仕組みを作れる

たとえば「週次レポート作成」「請求書の処理」「スケジュール調整」など、 これまで人が間に立っていた“つなぎ”の仕事を自動化する鍵になります。


✍️ まとめ

  • エージェント型AIは、単に答えるのではなく「考えて行動するAI」
  • マルチステップでタスクをこなし、ツールも連携できる
  • 実務における“自動化の進化形”として、多くの業界で注目されている

Best regards, (^^ゞ