Hello there, ('ω')ノ
ヘルプデスクの負担、増えていませんか?
「パスワードのリセット方法を教えてください」
「有給休暇ってどう申請するんでしたっけ?」
「Wi-Fiがつながらないんですが…」
こうしたよくある質問(FAQ)が、毎日のように社内ヘルプデスクに寄せられていませんか?
📈 回答はルーティン。でも対応には時間がかかる。
📉 回答の質も人によってばらつきがある。
📥 リモートワークで“気軽に聞けない”という声も増えている。
そこで今注目されているのが、RAG(検索拡張型生成)を使ったAIヘルプデスクの自動化です。
💡 なぜRAGがヘルプデスクに向いているの?
従来の対応 | RAGによる対応 |
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毎回人が検索・返信 | AIが過去の文書から自動で探して答える |
回答にムラがある | ルールやマニュアルに基づいた一貫性ある回答 |
担当者の手がふさがる | 24時間、AIが即時対応 |
質問に言い換えがあると探しにくい | ベクトル検索で「意味」を理解して検索 |
📌 つまり、「人がやっていた探す・読む・答える」をAIが代行してくれるわけです!
🧩 どうやって導入するの?ざっくり構成図
【ユーザー】 → 質問(例:メール設定はどうする?) ↓ 【RAGシステム】 ① 質問をベクトル化 ② 意味が近いFAQやマニュアルを検索 ③ ChatGPTなどのAIで回答を生成 ④ 出典付きでチャット画面に表示!
➡「社内版ChatGPT」が、社内情報に基づいて答えるAI窓口になります。
✅ 必要なもの(意外とシンプル)
項目 | 内容 |
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📄 社内情報 | FAQ集、マニュアル、問い合わせ履歴など(PDF/Wordなど) |
🧠 LLM(大規模言語モデル) | GPT-3.5 / GPT-4など(OpenAI APIなどを利用) |
🗃 ベクトルDB | Chroma, FAISS, Pineconeなど(検索用) |
🛠 RAGフレームワーク | LangChain、LlamaIndex、Flowiseなどが便利 |
💬 UI(チャット画面) | Slack連携、Teams、WebチャットなどでOK |
📝 よくある質問への対応イメージ
質問 | RAGの回答イメージ(出典付き) |
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Q. Wi-Fiのパスワードどこ? | 「Wi-Fiのパスワードは社内ポータルの『ネットワーク設定』に記載されています。出典:ITマニュアル p.3」 |
Q. 経費精算の締切は? | 「経費は毎月20日までに申請してください。出典:経費ガイドライン 第2章」 |
Q. Teams会議の録画保存先は? | 「録画データは自動でOneDriveに保存されます。出典:Teams 利用ルール」 |
➡ 正確・早い・根拠あり の三拍子が揃うのがRAGの強み!
💬 導入時に検討したいポイント
🔹 ① データ整備
- マニュアルをチャンク化(段落ごとに分割)
- 表記揺れや古い情報をあらかじめ整理
🔹 ② 質問のパターン収集
- 過去の問い合わせログを元に、よくある質問をピックアップ
🔹 ③ プロンプトの調整
- 「非エンジニア向けに」「出典を添えて」「簡潔に」といったルールをテンプレ化
🔹 ④ セキュリティ・公開範囲の管理
- 部署や権限によって、閲覧できる文書を制御(例:人事情報は特定部署のみ)
🏁 小さく始めるなら「ミニFAQチャットボット」から
- まずは人事や情シスの「よくある質問10個」をPDFにまとめる
- ChatPDFやFlowiseなどを使って、小規模RAGを構築
- 社員に使ってもらい、フィードバックを集めて改善
📌 小さく始めて、徐々に質問と文書を増やしていけばOK!
🎯 RAGヘルプデスクのメリットまとめ
項目 | メリット |
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📉 工数削減 | 担当者の手が空き、他業務に集中できる |
⏱ スピード対応 | 24時間即レス、待たせない |
🧠 品質の統一 | ブレのない、根拠ある回答が可能 |
📈 ナレッジ活用 | 社内に眠る情報を“使える資産”に変える |
まとめ:RAGで社内問い合わせは“スマート化”できる!
- ヘルプデスクの業務には、RAGとの親和性がとても高い
- 社内情報をもとに「意味で探し、自然な言葉で答える」AI窓口が実現できる
- 導入ハードルは意外と低く、まずは少ないデータからスタート可能
- 「早くて正確な回答」を全社員に提供できる、次世代の“社内サポート”の形
Best regards, (^^ゞ