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SSRF(サーバーサイドリクエストフォージェリ)は、攻撃者がサーバー側のアプリケーションに意図しない場所へのリクエストを送信させることができるWebセキュリティの脆弱性です。
SSRFの仕組み
通常、Webアプリケーションはユーザーのリクエストを受け取り、サーバー側で処理を行います。しかし、SSRFの脆弱性があると、攻撃者はサーバーに対して不正なリクエストを強制的に送信させることが可能になります。
SSRF攻撃の種類
内部ネットワークのスキャン・アクセス
- サーバーが所属する企業の内部ネットワーク(例:
http://192.168.1.1
やhttp://10.0.0.1
)にアクセスを試みることができます。 - これにより、攻撃者は内部システムやAPIの存在を調査し、不正アクセスの足掛かりを得る可能性があります。
- サーバーが所属する企業の内部ネットワーク(例:
外部システムへの不正アクセス
- 攻撃者がサーバーを利用して、任意の外部サイトやクラウドサービスにアクセスさせることができます。
- 例えば、
http://attacker.com/malicious
へリクエストを送信させ、サーバーの認証情報や機密データを漏洩させることが可能です。
クラウド環境でのメタデータ情報取得
- クラウド環境(AWS、GCP、Azureなど)では、
http://169.254.169.254/
にアクセスすると、サーバーの認証情報や環境設定情報が取得できることがあります。 - 攻撃者がこの脆弱性を悪用すると、クラウドリソースへの不正アクセスが可能になります。
- クラウド環境(AWS、GCP、Azureなど)では、
SSRFの危険性
- 内部システムへの侵入:ファイアウォールで守られている内部ネットワークにもアクセス可能になる。
- 情報漏洩:認証情報や機密データが攻撃者に流出する可能性がある。
- サービスの悪用:攻撃者がプロキシのようにサーバーを利用し、別のターゲットを攻撃する踏み台にする可能性がある。
まとめ
SSRFは、内部ネットワークへのアクセス、機密情報の漏洩、クラウド環境の認証情報取得など、非常に深刻な被害を引き起こす可能性のある脆弱性です。適切な入力バリデーションやリクエストの制御を行うことで、SSRF攻撃を防ぐことが重要です。
Best regards, (^^ゞ