Shikata Ga Nai

Private? There is no such things.

3-2:組織とセキュリティをつなぐ

Hello there, ('ω')ノ

サイバーセキュリティは単なる技術的な対策ではなく、組織の経営戦略と密接に結びついていることが重要です。しかし、多くの企業では「セキュリティ対策はIT部門の仕事」と考えられがちで、経営層や他の部門が関与しないケースが少なくありません。

そこで鍵となるのが、組織のミッション(使命)とビジョン(将来の方向性)にセキュリティを組み込むことです。NISTサイバーセキュリティフレームワーク(NIST CSF)では、統治(Govern)の一環として、組織の目的や方針とサイバーセキュリティを統合することを推奨しています。


ミッションとビジョンとは?

まず、ミッション(Mission)とビジョン(Vision)の違いを整理しておきましょう。

項目 目的
ミッション(Mission) 組織の存在意義や使命を明確にする 「私たちは、安全で信頼できる金融サービスを提供する」
ビジョン(Vision) 将来、組織が目指す方向性を示す 「世界で最もセキュアなオンラインバンキングを実現する」

この2つを明確にし、サイバーセキュリティと結びつけることで、組織全体が同じ方向を向き、効果的なセキュリティ対策を実施できるようになります。


なぜミッションとビジョンにセキュリティを組み込むのか?

① セキュリティがビジネスの競争力になる

多くの企業は「売上拡大」や「市場シェアの拡大」をミッション・ビジョンとして掲げています。しかし、デジタル化が進む現代では、「セキュリティの強化」も企業価値を高める要素の一つです。

セキュリティが強化された企業は、顧客の信頼を得られる
取引先やパートナー企業との関係構築がスムーズになる
サイバー攻撃を未然に防ぐことで、事業の継続性が向上する

例えば、あるクラウドサービス企業は「セキュリティを最優先にする」というビジョンを掲げることで、顧客の安心感を高め、競争優位性を獲得しました。


② 経営層の関与を促し、適切なリソース配分ができる

ミッションやビジョンにセキュリティを組み込むことで、経営層がセキュリティ対策の重要性を認識しやすくなります。

この続きはcodocで購入